今日は。
先日は学会参加と体調不良により休診が長引いてしまい、当院の受診をご希望なさる多くの患者さんに大変ご心配、ご迷惑をおかけしました。
実はゴールデンウィーク明けからいつかダウンするんじゃないかと不安を感じながらそれなりの量の仕事をこなしていたのですが、ついに力尽きました。無念。
改めてお詫び申し上げます。
くれぐれも、お互いに体調管理には気を付けましょう。
ところで、今年はコロナ禍の過去3年に比べて明らかに当院受診を希望なさる患者さんが非常に多い状況です。
理由ははっきりしており、お子さんの色々な風邪が大流行しているからです。
当院では現在当日予約の枠を一般診療(風邪を引いていない方の外来枠)、発熱・感染症外来(主に風邪の方の診察枠)に分けて診療を行っています。
また、乳児検診、予防接種、アレルギー外来は風邪を引いていない方限定で診察を行い風邪を引いている方は日程変更、ないし当日の発熱・感染症外来をお取りいただく方針でしばらく診療を続けてきました。
この方式ですと当院を受診することによる風邪のうつし合いは明らかに減らせるのですが、風邪を引いて予約をキャンセルせざるを得ない方が多い割に診察枠は増やせず、受診出来る方がかなり減ってしまっていました。
つまり受診を希望なさる患者さん方のニーズには十分応えられていない状況です。
またはコロナ禍以前のように発熱・感染症外来の枠をなくして一般診療の時間帯に風邪の方もそうでない方も診察する方がより多くの患者さんが受診出来ることになるのですが、風邪を引いている方と引いていない方を完全に分けることは出来なくなります。
★ アンケート結果
風邪の方とそうでない方を厳密に分ける現在の診療体制を継続するか、分け方を緩くして多くの患者さんの受診をしやすくするか当院側としても非常に悩みました。
そこで是非患者さん側からのご意見もお伺いしたいと考え6月26日から7月8日までアンケートを行いました。
お忙しい中アンケートにご回答いただいた皆様に改めて感謝の意を表します。
その結果を下に示します。
一言でまとめると「五分五分」でした。
アンケートの途中経過をリアルタイムで追っていたのですが、日によりわずかながらどちらが多いか状況が変わっている、まさにシーソーゲーム状態でした。
アンケートにはお子さんの生年月日を入力していただいたので患者さんの年齢層別でも比較したのですが、明らかな差は出てきませんでした。
つまり、患者さん側のご意見としては「どちらもあり」「どちらが明らかに良いとは言えない」と判断しました。
となると、やはり当院として一番気になっているのは診察出来るはずなのに診察出来ていない患者さんが明らかに多いことです。
つまり当院を医療資源として捉えたときに「勿体ない」状況になっているので改善すべきだと判断しました。
上記を踏まえ、7月31日までは従来通りのルールで診療を行いますが、8月1日から診療体制を変更します。
要するに「コロナ禍前の診療体制に戻していく」方針とします。
★ 最初に:くれぐれも当院受診の際に下記ルールは守っていただくようお願い申し上げます。
以前から時折下記のような当院が公表しているルールを守らずご来院される方がごく一部の割合ですがいらっしゃいます。
例えば下痢があるのに一般診察の予約をお取りいただき、Web問診で入力した際に「一般診療(アレルギー外来)での診察は出来ません、発熱・感染症外来の予約をお取りご来院ください」と表示されているにもかかわらず一般診療の時間にご来院される方も過去に複数いらっしゃいました。アレルギー外来でも同様の事例があります。
また、38℃以上の発熱や咳が出ているのに発熱・感染症外来ではなく一般診療の予約をお取りいただきWeb問診で「48時間以内に発熱がありますか」「48時間以内に咳が出ていますか」の選択肢に「いいえ」を選び(虚偽の回答)、一般診療の時間にご来院される方も残念ながら複数いらっしゃいました。
ご家族がどうしてもご自身のお子さんを受診させたいお気持ちは重々理解しているつもりですが、当院を受診されている他の多くの患者さん方、そして当院の予約を取りたくても取れなかった多くの方と公平性を保つため、当院のルールは必ずお守りください。
上記ルールをお守りいただけない方は当方で予約を取り消させていただいたりご来院いただいても診察をお断りする場合があります。
特にWeb問診で虚偽の申告をされた方や当院のルール違反を繰り返す方はアカウント停止(予約停止)も含めた厳しめの対応をさせていただきます。
判断に迷った場合診察前に予めご連絡、ご相談いただければ可能な範囲内で融通を利かせて対応させていただきます。
★ 8月1日以降は事前予約である乳児検診、予防接種、アレルギー外来は(今まで受診をお断りしていた)軽い風邪の方も一部は診察を出来る様に戻します。
ただし過去48時間以内に以下の症状があった方は引き続き(事前にご連絡いただき当方が許可した場合を除き)診察不可とします。
1. 37.5℃以上の発熱があった
2. 吐いた
3. 下痢をした
また、待合室でも咳が続く方は隔離室内で診察待機、ないし診察とさせていただきます。
そもそも咳が続いており夜間も咳が出て体調がいまいちな方は無理にご来院いただかず予約を変更していただくことを強くお勧めします。
お子さんの調子がいまいちで受診に迷う方は予めご連絡いただくことをお勧めします。
★ 8月1日以降は発熱・感染症外来を廃止します。
今までは「過去48時間以内に37.5℃以上の発熱、咳嗽、頭痛、のどの痛み、嘔吐、下痢があるお子さん」に当てはまる場合は発熱・感染症外来のみ受診可としておりましたが、8月1日以降は当日予約の一般診療枠で予約を承ります。
ただし待合室内に仕切りを設置し、「過去48時間以内に37.5℃以上の発熱、咳嗽、頭痛、のどの痛み、嘔吐、下痢があるお子さん」とそうでない方の待合スペースを分けることにします。
新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者、感染疑いの方は隔離室でお待ちいただく、ないし診察とさせていただきます。
また生まれて間もない赤ちゃんの待合室はなるべく別室(逆隔離といいます)を用意しますのでご安心ください。
★ 当院受診の際にはマスクを着用してください。
医療機関内ではマスクの着用を[神奈川県から指示]されています。
患者さん同士の風邪のうつし合いを防ぐために、引き続き院内ではマスクの着用をお願い申し上げます。
では、今後ともよろしくお願い申し上げます。
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