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7月, 2023の投稿を表示しています

当院受診に関してのポイント集:まとめ(2023年8月)

  いつも当院を受診していただき、またこのブログをご覧いただきありがとうございます。  当院が開院してから7年余り、コロナ禍が始まって3年半が経過しました。  世間の状況に合わせて当院も診療体制を試行錯誤しながら少しずつ変更してきましたが、コロナ禍が収束しつつある現時点では風邪の方とそうでない方を厳密に分けることにより結果的に当院を予定通り、希望通りに受診出来る方が減っている状況となっています。  よって 2023年8月からは当日予約の診察は発熱・感染症外来を廃止し一般診療に一本化 、コロナ禍前の診療体制に戻す方針としました。  引き続き当院の受診を希望なさる皆様が気持ちよく、そして効率的・効果的に当院を御利用していただくために「当院受診に関しての注意点」を少しずつ改訂し、以下にまとめて記載しておきます。 0. 原則的に当院が責任を持って診察させていただく患者さん ★  中学3年生までのお子さん  ○ 明らかに他の科を受診した方が良さそうな方はWeb問診を確認のうえメールで他院受診をお勧めすることがあります  ※ 高校生相当年齢以上の方でアレルギー以外の方は内科受診をお願いします。  ○ 子宮頚癌予防ワクチン、日本脳炎の救済措置などの予防接種は高校生以上でもなるべく承ります ★ 高校生以上で当院アレルギー外来に定期通院されている(=次回のアレルギー外来予約が入っている)患者さん ★ 以下の条件に当てはまる親御さん ○ 食物アレルギーの方 ○ 花粉症、アレルギー性鼻炎があり特に舌下免疫療法をご希望なさる方 ※ 以前は風邪症状のみの親御さんも診察していたのですが、新型コロナウイルス感染症流行に伴い一時中止しています。   1. 当院を受診される際には Web予約 、 Web問診 の入力が必須となります!  まずお願いしたいことは、 当院では受診前に「全ての診察には事前の Web予約 が必要であり、予防接種以外の全ての診察では事前の Web問診 入力完了が必須」です。  乳児検診、アレルギー外来、一般診療では両方の入力が済んでいる方はクリニック内に入れますが、未入力の方は入れません。(入り口にも掲示させていただいております)  ご来院いただいたとしても両方の入力が済んでいない方はいったんクリニック外に出て頂き、両方の入力が完了して予約の順番が近づいてから改めて入っ

当院受診に関してのポイント集:一般診療(2023年8月)

   十日市場こどもクリニックは「十日市場の小児科クリニック」「十日市場にある(小児)アレルギー専門クリニック」です。  ここでは風邪をひいていない方の当日診察、一般診療について記載しておきます。  まだ 当院受診に関してのポイント集:まとめ(2023年8月) をご覧いただいていない方は必ずこちらもご参照ください。 ★ 当日に受診をご希望なさる方は一般診療のWeb予約をお取り下さい。  しばらくの間当院では一般診療とは別に風邪を引いている方対象の予約枠、発熱・感染症外来を設置していました。  しかし世間、他院や当院の状況、患者さんアンケートの結果を基に総合的に判断し2023年8月からはコロナ禍以前のように、風邪の方もそうで無い方も一般診療の時間帯に時間を分けずに診察しています。  詳しくは先日のブログをご参照ください。  ただし、待合室内では風邪を引いている方とそうで無い方の待合場所は仕切りで分けております。  元々の病気がある方や生まれたての赤ちゃんで風邪を明らかにうつしたくないと当院側が判断した患者さんは診察まで別室でお待ちいただくなど、風邪の方と距離を離す対応をさせていただきます。  一般診療の時間帯も以前に引き続き患者さんどうしの病気のうつし合いを防ぐべく当院としては留意して診察をしておりますのでご安心下さい。   赤ちゃんの肌荒れ、便秘、花粉症や食物アレルギーなどの方で風邪を引いていないけれど当院を受診されたい方も、是非こちらの時間帯を安心して御利用ください!  コロナ禍前以前からの「普通の小児科クリニックの受診枠」のつもりで受診していただければと思います。  コロナ禍前は当院も含めほとんどの小児クリニックで風邪の方とそうで無い方が同じ時間帯に同じ待合室を使って受診されていましたし、現在は多くの小児科クリニックでそういう対応になっています。  ※上記条件に当てはまる親御さんは内科を受診してください。現在大人の風邪症状の方の診察は停止しております。  また、新型コロナウイルス感染症が疑われる方は 手元に迅速抗原検査キットがある方は是非使用していただき、結果をWeb問診に記載していただけると助かります。  患者さん同士のうつし合いを防ぐため、コロナ陽性の方は別室でお待ちいただく方針にさせていただきます。 ★ 一般診療の診療時間  一般診療の診療時間の設定は原則

当院受診に関してのポイント集:乳児検診・予防接種(2024年5月)

    ここでは当院の乳児健診・予防接種に関する注意事項を記載しています。  まだ 当院受診に関してのポイント集:まとめ(2023年8月) をご覧いただいていない方は必ずこちらもご参照ください。 ★ 初めて当院の乳児健診や予防接種を受けられる方は 当院HPの「予防接種と乳幼児健診」ページ もご参照ください!迷ったら気軽にご相談ください!  特に最近の予防接種のスケジュールは複雑になっています。  より多くの病気を予防接種により防げるようになってきたのは間違いなく医学の進歩でありお子さんにとっても間違いなく良いことですが、親御さんにとってはそれだけわかりにくい、混乱しやすい状況になってきています。  予防接種のスケジュールについては 当院HPの「予防接種と乳幼児健診」ページ でも解説しておりますのでまずはそちらをご参照ください。  当院の予防接種予約では2ヶ月から5ヶ月までに接種するワクチンのセットを作成してあります。そちらを選んでいただくと分かりやすいと思います。  また、1歳過ぎでは不活化ワクチンセットを選んでいただき、1週間以上後に生ワクチンセットを選んでいただくと分かりやすいです。(逆の順でも良いです)  ご参照いただいても打つ順番や適切なタイミング、適切な組み合わせが分からない場合、迷う場合はご遠慮なく診療時間中に電話で御相談いただいても構いません。  当院HPや公的機関の予防接種に関する情報をご覧になられずご相談もされず親御さんが自己判断された結果、当院としてはかなり珍しいタイミング、組み合わせで予防接種のご予約をなされる方がたまにいらっしゃいます。そういう方は結果的に希望されたワクチンを接種できなかったりその後のワクチンスケジュールの組み立てが大変になる方が多いです。   予防接種に関しては迷ったら気軽に電話でご相談いただいた方が無難です。  ただし、話が複雑すぎるなどの理由でお電話での説明が難しい場合は受診していただき、直接対面形式で相談させていただくこともあります。 ★ 当院の乳児健診・予防接種は事前予約制です。  現時点では60日前から前日まで Web予約 で事前に予約を取れますので、状況次第では「次の次」の予約まで入力が可能です。  当院の乳児健診・予防接種の予約はインフルエンザワクチンを接種する時期、10月から12月までが大変混み合います。この

当院受診に関してのポイント集:アレルギー外来(2023年8月)

    当院、十日市場こどもクリニックでは横浜市緑区内の数少ないアレルギー専門医として、主に小児を対象とした完全予約制のアレルギー外来を開いています。  まだ 当院受診に関してのポイント集:まとめ(2023年8月) をご覧いただいていない方は必ずこちらもご参照ください。  以下長文ですが、前半に当院のアレルギー診療の特徴を書いています。  後半にアレルギー外来受診の段取り、注意点などについて記載しています。 ★ 最初に:まず赤ちゃんの皮膚をきれいにしよう!!  この数年で⾚ちゃんの肌荒れ(乳児湿疹、乳児アトピー性皮膚炎)と⾷物アレルギーの間に強い関係があることが分かってきました。  ⾚ちゃんの⽪膚が荒れていると、そこから⾷べ物やダニなどが⼊ってきてしまい、将来のアレルギーの元になることが分かってきました。  今までだと⾚ちゃんの肌が荒れているのはある程度しょうがない、⾚ちゃんの肌には⽯けんを使わなくて良い、ステロイドはなるべく使わずに様⼦を⾒ることが多かったように⾒えます。  その結果として放置された肌荒れは、将来⾷物アレルギーや気管⽀喘息、アレルギー性⿐炎などが次々と出てしまうアレルギーマーチの元になってしまう、そしてお⼦さんがずっとアレルギーで困り続ける可能性が⾼いのです。   肌荒れが気になる⾚ちゃん、乳児湿疹がある⾚ちゃんはなるべく早い段階(出来れば3〜4ヶ月まで)に、正しいスキンケア、必要な場合はステロイド外用薬も使った治療を開始し、お肌をつるつるに保つ事が大切です。  2023年3月には乳児アトピー性皮膚炎(乳児湿疹)を早期に適切に治療すると卵アレルギーが発生率が25%下がるというデータが発表されました。興味を持たれた方はPACI studyで検索していただけると大まかな情報が公開されています。  そして、お肌をつるつるに保ったうえ離乳⾷を⼯夫することにより⾷物アレルギーが防げるかもしれないということも分かってきています。興味のある⽅は petit study で検索していただけると大まかな情報が得られます。  食物アレルギーが出てからでも当院では専門病院に準じた対応が可能ですが、長年多くの食物アレルギーの患者さんを診療してきた立場からすると 「食物アレルギーは予防できるに越したことはない」です。  ⼼当たりのある⾚ちゃんの親御さんは、是⾮気軽に当院や近

【重要】2023年8月1日から診療体制を一部変更します。

今日は。 先日は学会参加と体調不良により休診が長引いてしまい、当院の受診をご希望なさる多くの患者さんに大変ご心配、ご迷惑をおかけしました。 実はゴールデンウィーク明けからいつかダウンするんじゃないかと不安を感じながらそれなりの量の仕事をこなしていたのですが、ついに力尽きました。無念。 改めてお詫び申し上げます。 くれぐれも、お互いに体調管理には気を付けましょう。 ところで、今年はコロナ禍の過去3年に比べて明らかに当院受診を希望なさる患者さんが非常に多い状況です。 理由ははっきりしており、お子さんの色々な風邪が大流行しているからです。 当院では現在当日予約の枠を一般診療(風邪を引いていない方の外来枠)、発熱・感染症外来(主に風邪の方の診察枠)に分けて診療を行っています。 また、乳児検診、予防接種、アレルギー外来は風邪を引いていない方限定で診察を行い風邪を引いている方は日程変更、ないし当日の発熱・感染症外来をお取りいただく方針でしばらく診療を続けてきました。 この方式ですと当院を受診することによる風邪のうつし合いは明らかに減らせるのですが、風邪を引いて予約をキャンセルせざるを得ない方が多い割に診察枠は増やせず、受診出来る方がかなり減ってしまっていました。 つまり受診を希望なさる患者さん方のニーズには十分応えられていない状況です。 またはコロナ禍以前のように発熱・感染症外来の枠をなくして一般診療の時間帯に風邪の方もそうでない方も診察する方がより多くの患者さんが受診出来ることになるのですが、風邪を引いている方と引いていない方を完全に分けることは出来なくなります。 ★ アンケート結果 風邪の方とそうでない方を厳密に分ける現在の診療体制を継続するか、分け方を緩くして多くの患者さんの受診をしやすくするか当院側としても非常に悩みました。 そこで是非患者さん側からのご意見もお伺いしたいと考え6月26日から7月8日までアンケートを行いました。 お忙しい中アンケートにご回答いただいた皆様に改めて感謝の意を表します。 その結果を下に示します。 一言でまとめると「五分五分」でした。 アンケートの途中経過をリアルタイムで追っていたのですが、日によりわずかながらどちらが多いか状況が変わっている、まさにシーソーゲーム状態でした。 アンケートにはお子さんの生年月日を入力していただいたので患者さんの年