スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

5月, 2023の投稿を表示しています

当院受診に関してのポイント集:まとめ(2023年5月)

  いつも当院を受診していただき、またこのブログをご覧いただきありがとうございます。  十日市場こどもクリニックは2016年5月6日に開院しました。  本日をもって当院は開院して7年が経過し、8年目に突入します。  開院当初から当院を受診してくださった皆様と当院スタッフ、当院関連業者の方々のおかげで何とか7年この地で診療を続けることが出来ました。  改めて感謝いたします。  開院当初は予約無しでも受診可能でのんびり診療をしていた当院ですが、最近はお子さんの風邪の大流行もあり当日予約はほぼ毎日予約開始後数分で一般診療(風邪を引いていない方の外来)、発熱・感染症外来とも満員になることが多いです。平日のアレルギー外来は時間帯によってはまだ余裕がありますが、土曜日午後のアレルギー外来はほぼ限界、パンク状態になっているため新規予約はお断りしている状態です。  幸い予防接種・乳児検診は1ヶ月以内には希望される時間帯の予約が取れる状況です。ただしインフルエンザワクチン接種のある10月〜12月は毎年予約が埋まりやすいのでお気をつけください。  当院としてもなるべく多くの患者さん、出来れば当院受診を希望なさる全てのお子さん、患者さんに適切な医療、対応をさせていただきたいと考えている反面、実際には当院の対応能力には限界があります。  引き続き当院の受診を希望なさる皆様が気持ちよく、そして効率的・効果的に当院を御利用していただくために「当院受診に関しての注意点」を少しずつ改訂し、以下にまとめて記載しておきます。 0. 原則的に当院が責任を持って診察させていただく患者さん ★  中学3年生までのお子さん  ○ 明らかに他の科を受診した方が良さそうな方はWeb問診を確認のうえメールで他院受診をお勧めすることがあります  ※ 高校生相当年齢以上の方は内科受診をお願いします。  ○ 子宮頚癌予防ワクチン、日本脳炎の救済措置などの予防接種は高校生以上でもなるべく承ります ★ 高校生以上で当院アレルギー外来に定期通院されている(=次回のアレルギー外来予約が入っている)患者さん ★ 以下の条件に当てはまる親御さん ○ 食物アレルギーの方 ○ 花粉症、アレルギー性鼻炎があり特に舌下免疫療法をご希望なさる方 ※ 以前は風邪症状のみの親御さんも診察していたのですが、コロナウイルス感染症流行に伴い一時

当院受診に関してのポイント集:一般診療(2023年5月)

   十日市場こどもクリニックは「十日市場の小児科クリニック」「十日市場にある(小児)アレルギー専門クリニック」です。  ここでは風邪をひいていない方の当日診察、一般診療について記載しておきます。  まだ 当院受診に関してのポイント集:まとめ(2023年5月) をご覧いただいていない方は必ずこちらもご参照ください。 ★ 一般診療は現在「風邪をひいていない方」の診察時間としております。  発熱・感染症外来を設置したため当院では現在、 一般診療の時間帯は「風邪を引いていない人の診療時間」として診療を行っています。  受診出来る方は過去48時間以内に37.5℃以上の発熱、咳嗽、頭痛、咽頭痛、下痢症、嘔吐が「ない」お子さんと親御さんです。   Web問診 を入力された際に「 本日はアレルギー外来、一般診療等ではなく発熱・感染症外来を受診してください 」という表示が出た場合にはお手数をおかけしますが 一般診療の予約を取り消していただき、改めて発熱・感染症外来の予約をお取り下さい。  そのまま予約が残っていても勝手ながら当方で(原則メールをお送りした上)予約を取り消させて頂きます。  メールに気がつかずご来院いただいても他の患者さんに風邪・感染症をうつしてしまう可能性があること、先に予約をお取りいただいた患者さんとの公平性を保つため診察をお断りしております。  たまにですがお子さんが咳をしているのを親御さんが認識しているのに Web問診 で咳が出ていないことにしたうえ 事前の 連絡、問合せなしで 一般診療の時間にご来院される方も残念ながらいらっしゃいます。そういう方には 他の患者さんに風邪をうつさないためにもアカウント停止も含めて厳しめの対応をさせていただいております。  当院では喘息で定期通院をされている方も確かにいらっしゃいますが、発作による咳が出ている方は風邪をひいていることが多いため原則的には発熱・感染症外来で対応させていただいております。  一方、鼻水に関してはあえて基準に入れておりません。当院はアレルギー科でもあり、アレルギー性鼻炎により鼻水が続く方も多数ご来院されるからです。風邪だとしても症状が鼻水だけであれば比較的うつしあいのリスクは低いだろうと判断しています。  ただし新型コロナウイルス感染症の感染状況が落ち着くまでの間、念のため当院での鼻吸引は中止しておりま

当院受診に関してのポイント集:発熱・感染症外来(2023年5月)

    十日市場こどもクリニックは「十日市場の小児科クリニック」です。また、「小児アレルギー専門クリニック」でもあります。  ここでは風邪をひいている方の当日診察、「発熱・感染症外来」について記載しておきます。  まだ 当院受診に関してのポイント集:まとめ(2023年5月) をご覧いただいていない方は必ずこちらもご参照ください。 ★ 発熱・感染症外来は現在「風邪をひいている方」の診察時間としております。  当院に受診してくださる多くの風邪を引いていない患者さんやスタッフを新型コロナウイルスを含めた病気のうつし合いから守るため、当院では現在一般診療の他に風邪をひいている方の診療時間、すなわち 「発熱・感染症外来」の時間帯を設定し、時間を分けて診察しています。   受診の対象となる方は「過去48時間以内に37.5℃以上の発熱、咳嗽、頭痛、咽頭痛、下痢症、嘔吐があるお子さん」です。  発熱・感染症外来の時間帯も患者さんどうしの病気のうつし合いを防ぐべく当院としては留意して診察をしておりますのでご安心下さい。  一般診療を受診するか発熱・感染症外来を受診するか迷った場合は診療時間中、診察前に予めお問い合わせ頂けると助かりますが、そのまま発熱・感染症外来を受診していただくのは構いません。  発熱・感染症外来で受診していただいたけれど一般診療でも対応可能な症状だった場合は診察時に「この症状なら次回は一般診療でも大丈夫ですよ」となるべくお話しさせていただきます。  ※上記条件に当てはまる親御さんは内科を受診してください。現在大人の風邪症状の方の診察は停止しております。  なお現在、新型コロナウイルス感染症の確定者は当院では診察をしておりません。疑いのある方の抗原検査は行っていますが、検査キットをお渡しして自宅で検査をしていただく方もいらっしゃいます。  既に 手元に新型コロナウイルスの迅速抗原検査キットがある方は是非使用していただき、結果を確認してください。  陰性の場合はそのままご来院いただいて構いませんが、 陽性の場合は当院を受診せず、まず「横浜市新型コロナウイルス感染症コールセンター:045-550-5530」(24時間対応)にご連絡ください。 ★ 発熱・感染症外来の診療時間  発熱・感染症外来の診療時間の大まかな設定は以下の通りです。  平日の午前:11:15〜12:00

十日市場こどもクリニック受診に関してのポイント集:乳児検診、予防接種(2023年5月)

   ここでは当院の乳児健診・予防接種に関する注意事項を記載しています。  まだ 当院受診に関してのポイント集:まとめ(2023年5月) をご覧いただいていない方は必ずこちらもご参照ください。 ★ 初めて当院の乳児健診や予防接種を受けられる方は 当院HPの「予防接種と乳幼児健診」ページ もご参照ください!迷ったら気軽にご相談ください!  特に最近の予防接種のスケジュールは複雑になっています。  より多くの病気を予防接種により防げるようになってきたのは間違いなく医学の進歩でありお子さんにとっても間違いなく良いことですが、親御さんにとってはそれだけわかりにくい、混乱しやすい状況になってきています。  予防接種のスケジュールについては 当院HPの「予防接種と乳幼児健診」ページ でも解説しておりますのでまずはそちらをご参照ください。  当院の予防接種予約では2ヶ月から5ヶ月までに接種するワクチンのセットを作成してあります。そちらを選んでいただくと分かりやすいと思います。  また、1歳過ぎでは不活化ワクチンセットを選んでいただき、1週間以上後に生ワクチンセットを選んでいただくと分かりやすいです。(逆の順でも良いです)   ご参照いただいても打つ順番や適切なタイミング、適切な組み合わせが分からない場合、迷う場合はご遠慮なく診療時間中に電話で御相談いただいても構いません。  当院HPや公的機関の予防接種に関する情報をご覧になられずご相談もされず親御さんが自己判断された結果、当院としてはかなり珍しいタイミング、組み合わせで予防接種のご予約をなされる方がたまにいらっしゃいます。そういう方は結果的に希望されたワクチンを接種できなかったりその後のワクチンスケジュールの組み立てが大変になる方が多いです。   予防接種に関しては迷ったら気軽に電話でご相談いただいた方が無難です。  ただし、話が複雑すぎるなどの理由でお電話での説明が難しい場合は受診していただき、直接対面形式で相談させていただくこともあります。 ★ 当院の乳児健診・予防接種は事前予約制です。  現時点では60日前から前日まで Web予約 で事前に予約を取れますので、状況次第では「次の次」の予約まで入力が可能です。  当院の乳児健診・予防接種の予約はインフルエンザワクチンを接種する時期、10月から12月までが大変混み合います。この

十日市場こどもクリニック受診に関してのポイント集:アレルギー外来(2023年5月)

   当院、十日市場こどもクリニックでは横浜市緑区内の数少ないアレルギー専門医として、主に小児を対象とした完全予約制のアレルギー外来を開いています。  まだ 当院受診に関してのポイント集:まとめ(2023年5月) をご覧いただいていない方は必ずこちらもご参照ください。  以下長文ですが、前半に当院のアレルギー診療の特徴を書いています。  後半にアレルギー外来受診の段取り、注意点などについて記載しています。 ★ 最初に:まず赤ちゃんの皮膚をきれいにしよう!!  この数年で⾚ちゃんの肌荒れ(乳児湿疹、乳児アトピー性皮膚炎)と⾷物アレルギーの間に強い関係があることが分かってきました。  ⾚ちゃんの⽪膚が荒れていると、そこから⾷べ物やダニなどが⼊ってきてしまい、将来のアレルギーの元になることが分かってきました。  今までだと⾚ちゃんの肌が荒れているのはある程度しょうがない、⾚ちゃんの肌には⽯けんを使わなくて良い、ステロイドはなるべく使わずに様⼦を⾒ることが多かったように⾒えます。  その結果として放置された肌荒れは、将来⾷物アレルギーや気管⽀喘息、アレルギー性⿐炎などが次々と出てしまうアレルギーマーチの元になってしまう、そしてお⼦さんがずっとアレルギーで困り続ける可能性が⾼いのです。   肌荒れが気になる⾚ちゃん、乳児湿疹がある⾚ちゃんはなるべく早い段階(出来れば3〜4ヶ月まで)に、正しいスキンケア、必要な場合はステロイド外用薬も使った治療を開始し、お肌をつるつるに保つ事が大切です。  2023年3月には乳児アトピー性皮膚炎(乳児湿疹)を早期に適切に治療すると卵アレルギーが発生率が25%下がるというデータが発表されました。興味を持たれた方はPACI studyで検索していただけると大まかな情報が公開されています。  そして、お肌をつるつるに保ったうえ離乳⾷を⼯夫することにより⾷物アレルギーが防げるかもしれないということも分かってきています。興味のある⽅は petit study で検索していただけると大まかな情報が得られます。  食物アレルギーが出てからでも当院では専門病院に準じた対応が可能ですが、長年多くの食物アレルギーの患者さんを診療してきた立場からすると 「食物アレルギーは予防できるに越したことはない」です。  ⼼当たりのある⾚ちゃんの親御さんは、是⾮気軽に当院や近く