スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

11月, 2017の投稿を表示しています

「小児科」「アレルギー科」の見分け方

 おはようございます。  今週も相変わらず咳、鼻水が続くお子さんを沢山診察しました。  胃腸炎も多少流行っているようです。  体調管理にはくれぐれも気をつけましょう。  前回のブログでもご報告させていただきましたが、先週は小児アレルギー学会に参加してきました。  十日市場こどもクリニックは医院名に「アレルギー科」をつけておりません。一方、患者さんのニーズが十分にあることと院長自身が今まで小児アレルギー診療に携わってきたため、引き続き小児科専門医、アレルギー専門医として皆様の診療に当たるつもりです。  当院もそうですが「小児科」「アレルギー科」という標榜科は多くの先生方が標榜されています。  あくまでも個人的な意見ですが、医療関係者ではない方がその先生がどのくらい小児科、アレルギー診療に慣れているか、安心してお願い出来るかを見極めるための一つの目安を書いておきます。 ★小児科について 例えば内科と小児科を標榜していても「内科・小児科」の場合と「小児科・内科」の場合があります。  「小児科・内科」というように小児科を先に出している場合は小児科メインの先生が多い印象があります。  逆に例えば「内科・小児科」というように小児科が先に出ていない形で標榜されている先生の大多数は内科など大人がメインで診療されている先生が圧倒的に多いです。  肩書きだけでその方の腕前を判断することをお勧めするわけではありませんが「 小児科専門医 」を取得され、公表されている先生であればそれなりに小児科の経験があると判断していただけます。  自分が興味を持つ分野としてホームページの院長略歴に所属学会を列記される先生方を多く見かけます。その一覧はある程度皆様の目安になりますが、たいていの場合学会に所属、参加することは「個人の興味」であり「個人のスキル」を保証するものではありません。その学会の専門医ないしそれに準じる資格を公表されている場合は良い目安になるのではないでしょうか。  なので、当院のHPでは院長経歴に所属学会を記すのではなく、資格を記載しています。  例えば院長の場合所属学会であれば日本小児科学会だけでなく日本外来小児科学会に所属しておりますし、日本アレルギー学会だけでなく日本小児アレルギー学会や日本小児臨床アレルギー学会にも所属しております。日本医療教授

小児アレルギー学会に参加して最新情報を色々学んできました!

今日は。 この週末は休診にさせていただき、小児アレルギー学会に参加し勉強させていただきまし。 せっかくなので色々な先生方に学んだこと、感じたことを多少書いておきます。 ★やはり乳児湿疹、乳児アトピー性皮膚炎は早めに治そう! この数年で、乳児湿疹と食物アレルギーとの関係が分かりつつあります。 赤ちゃんの頃に肌が弱くて荒れる方は比較的食べ物に対して体が反応しやすくなり、食物アレルギーが出やすくなるというデータが出てきています。 そして、まだ確定ではないのですが、どうやら皮膚の荒れている赤ちゃんは早めに皮膚をキレイにした方が食物アレルギーが出にくいのでは?という流れになっています。 まだ完全には証明されていませんが、皮膚が荒れている赤ちゃんは(尚更)離乳食の開始時期を遅らせること無くゆで卵の黄身などを比較的早い段階で食べていくこと、そして皮膚をしっかり治療してキレイに保つことにより食物アレルギーが予防できる可能性が高いのです。ただしこれは程度や方法を間違えると危ないこともあるので、皮膚が荒れている、ないし明らかに荒れていた赤ちゃんの離乳食はちゃんと小児アレルギーに慣れている主治医と相談しつつ進めた方が無難です。 当院かかりつけの方は是非相談しながら皮膚をきれいにしつつ少しでも食物アレルギーが出ないように、出ても食べられるものは食べるようにして頑張っていきましょう。 ★小児ぜんそくの新しいガイドラインが出ました! 小児喘息のガイドラインは2000年に初版が出て、それ以来数年ごとに改訂、改良させています。 今回は5年ぶりの発刊です。 以前に比べると社会情勢や患者さんの状況など変わっていますし(特に重症の方が減りました)、色々分かってきている事があるのでそれを反映したガイドラインになっています。 当院としても今までの治療と大きな違いはないのですが、薬の使い方や減らし方の順番などはガイドラインを参照しながら少しやり方を修正しようと考えております。 余談ですが、このガイドラインには「患者教育」という章があります。医学のガイドラインで「患者教育」という章があるガイドラインは他に殆どありません。画期的です。 ただ、内容を見るとまだまだ足りないと感じます。 例えば当院の喘息教室やeラーニングなどで皆様に喘息のことをしっかり知っていただくことにより、

次回の食物アレルギー教室を1月11日(木)午前中に開催します!

今晩は。 いつの間にかすっかり寒くなり、鼻水や咳の後に熱の出る方に混じって胃腸炎の方も多少いらっしゃっています。 毎度ながら、体調管理にはくれぐれも気をつけましょう。 本日は一つ皆様にお知らせがあります。 当院では今まで保護者教室を土曜日午後に開催してきました。 ただ、実際には土曜日午後だとなかなか親御さんが参加しづらい、ということが分かってきました。 よって、次回の保護者教室は 食物アレルギー教室を木曜日午前中、1月11日の午前10時から1時間の予定 で開催させていただきます。 1月の保護者教室の状況を見て、3月の保護者教室の日程および内容を考えさせていただきます。 既に予約は始まっていますので、ご興味のある方は是非予約システムからお申し込み下さい。 最後に、今週末の11月18日(土)は小児アレルギー学会参加のため休診とさせていただきます。 休診にすると当院にかかりたいのにかかれない方が多数いらっしゃり非常に心苦しいところです。 ただ、当院は小児科とアレルギー科を標榜しており、特に毎年流れが変わっていく食物アレルギーの診療や今後多くのお子さんに出来るようになる舌下免疫療法を専門家として適切に行うために、学会で学んでくることは必要不可欠と考えております。 休診にする以上の分を皆様に還元すべく学んでくるつもりですのでよろしくお願い申し上げます。

インフルエンザワクチン予防接種枠、たまに空きが出ます!

今晩は。 また最近になって鼻水と咳、時折熱が出る風邪が流行っている印象を受けます。 これからの時期、毎年上記のような風邪、そして胃腸炎が流行り出します。 まずは手洗い、調子が良いヒトと悪い人のタオルは別にする。 体調管理にはくれぐれもお気を付け下さい。 今年度のインフルエンザワクチン予防接種について現状をお知らせしておきます。 当院ではお陰様で概ね単独接種の予約枠が埋まりました。 ただし今までと違い、他の方のキャンセルが出るとその分枠が空く設定になっています。 時折眺めてみるとちょうど良いタイミングの枠が空いているかもしれません。 なお、現時点では年明けに単独接種枠を作る予定はありません。ご承知おき下さい。 他の通常のワクチンとの同時接種は引き続き予約を承ります。 出来れば年内のうちにインフルエンザワクチンは打っていただきたいと考えておりますが、システムの関係もあり年明けもしばらくの間は同時接種が可能になります。 また、アレルギー外来通院中の患者さんも時間帯によっては事前に声をかけていただければ外来時に一緒にワクチン接種が可能になります。但しいくらか制約がありますので必ず事前にご確認下さい。 以上、当院のインフルエンザワクチン予防接種の現状です。 今年はなかなか厳しい状況ですが、それでも十日市場地域の親御、そしてかかりつけのお子さん、そして親御さんにワクチンを接種させていただきたいという基本方針は変わり有りません。 今後ともよろしくお願い申し上げます。