こんにちは。 横浜市緑区・十日市場周辺の保護者の皆様、いつも当院をご利用いただきありがとうございます。 季節の変わり目には、「咳がなかなか止まらない」とご相談に来られるお子さんが増えます。今回は、 子どもの咳が長引くとき の考え方と、受診の目安についてまとめておきます。 子どもの咳は、長引くことがよくあります かぜ(ウイルス感染)のあとの咳は、ウイルスそのものがいなくなった後も、しばらく続くことがあります。1回かぜをひくと2〜3週間咳が続き、治りかけにまた次のかぜをもらって、結果として咳が1ヶ月以上続いているように見える、ということも珍しくありません。 多くは自然に軽快しますが、なかには治療が必要な咳もあります。下のような様子があるときは、一度受診してご相談ください。 受診をおすすめする咳のサイン 咳が2〜3週間以上続いている 夜中や明け方に咳き込んで目を覚ます、咳で吐いてしまう 「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という呼吸の音がする 走った後や笑った後、泣いた後に決まって咳き込む かぜをひくたびに、咳だけが長く残る 発熱をともなう咳が数日以上続く、いったん下がった熱が再び上がった 犬が吠えるような「ケンケン」という咳や、息を吸うときにヒューと音がする 長引く咳の背景には、ぜんそく(気管支喘息)やアレルギー、副鼻腔炎、百日咳やマイコプラズマなどの感染症が隠れていることもあります。咳のパターンや経過が、診断の手がかりになります。 受診のときに伝えていただきたいこと 咳が始まった時期と、これまでの経過(だんだん良くなっているか、変わらないか) 咳の出る時間帯(夜間・明け方・運動後など) 発熱の有無と、熱の経過 保育園・幼稚園・学校や、ご家庭で同じような症状の人がいるか(流行状況) これまでに処方されたお薬と、効き目(お薬手帳をご持参ください) ぜんそくやアレルギーの既往、ご家族のアレルギー 咳き込んでいるとき・ゼーゼーしているときの様子を動画で撮っておく と、診察時に症状が落ち着いていても状態が伝わり、診断の助けになります。 受診の際は必ずWeb予約をお願いします 当院は完全予約制です。受診の際は必ず Web予約 をお取りいただき、あわせて Web問診 の入力をお願いいたします。初めての方もWeb予約から登録できます。 長引く咳でぜんそくが疑われる場合などは、継...
手足口病について こんにちは。十日市場こどもクリニックです。 これからの季節、保育園や幼稚園で「手足口病(てあしくちびょう)」が広がりやすくなります。 例年、夏に流行のピークを迎える感染症で、2026年も全国的に患者数が増えてきています。 当院近隣の保育園でも明らかに流行が始まったようです。 今回は、手足口病の症状やご家庭での過ごし方、登園の目安などについて、当院からご説明します。心配なことを一つでも減らすお手伝いになればと思います。 手足口病とは 手足口病は、エンテロウイルスやコクサッキーウイルスなどによって起こる、ウイルス性の感染症です。 その名のとおり、手のひら・足の裏・口の中などに、小さな水ぶくれのような発疹(水疱)が出るのが特徴で、おしりやひざに出ることもあります。 (今年はおしりやひざ、ひじのあたりに発疹が出る患者さんが多い印象です) 主に5歳以下の乳幼児にみられますが、年長のお子さんや大人にうつることもあります。多くは数日から10日ほどで自然に軽快していく経過をたどります。 どんな症状が出るのか 手・足・口の中などの水ぶくれ、発疹 発熱(出ないこともあります。多くは高くても38℃前後です) 口の中の発疹による痛みで、食欲が落ちる・機嫌が悪くなる 口の痛みのため、よだれが増える 発疹は痛がゆいこともありますが、強いかゆみは比較的少ないとされています。 また、発症から数週間〜1か月ほど経って爪が一時的にはがれることが知られていますが、多くは自然に新しい爪へ生え替わっていきます。 うつり方と予防 手足口病は感染力が強く、次の経路で広がります。 飛沫感染:せきやくしゃみのしぶきを吸い込む 接触感染:ウイルスのついた手で口や目を触る 糞口感染:便に出たウイルスが手などを介して口に入る(症状が治まった後も、便には数週間ウイルスが出続けるとされています) ご家庭でできる予防 外出後・食事前・トイレ後・おむつ交換後の石けんでの手洗い タオルの共用を避ける おむつ交換後の手洗いを、特にていねいに おうちでの過ごし方 手足口病そのものに効く抗ウイルス薬はなく、症状をやわらげながら回復を待つのが基本となります。ご家庭では次の点に気をつけてあげてください。 いちばん大切なのは「水分」 口の中が痛いと、食事や水分を嫌がりがちです。脱水を防ぐことがもっとも大切です。 ...