「エピペンを処方されたけれど、保育園にどう伝えればいいの?」 「舌下免疫療法をすすめられたけれど、毎日続けられるか心配」 アレルギー外来では、こうした声をよくうかがいます。 先にお伝えします。十日市場こどもクリニックには、アレルギー疾患療養指導士(CAI)の資格を持つスタッフがいます。こうしたご相談を、院長の診察とは別に時間をとってお受けします。 診察の時間だけでは聞ききれなかったことも、どうぞ持ち込んでください。 アレルギー疾患療養指導士(CAI)とは アレルギーの治療と、毎日の暮らしの工夫を支えるための資格です。2021年度に始まった、比較的新しい資格です。 看護師・薬剤師・管理栄養士が研修を受け、認定試験に合格して取得します。資格は5年ごとに更新します。 アレルギーの病気は、薬を出すだけではなかなか良くなりません。塗り薬の塗り方、吸入の仕方、エピペンの使い方。こうしたことを身につけて、はじめて薬が本来の力を発揮します。 CAIは、そこを患者さんやご家族と一緒に進める役目を担っています。 たとえば、こんなご相談をお受けします エピペン・ネフィーを処方されて、園や学校への伝え方に迷うとき エピペンやネフィー(鼻にスプレーするタイプのアドレナリン)を処方されると、園や学校とのやりとりが始まります。何から伝えればよいか迷う、というご家族は少なくありません。 スタッフと一緒に、たとえば次のことを整理します。 どんなときに薬を使うのか(ご家族の言葉で説明できるように) 薬をどこに置き、誰が持つのか 給食や遠足、行事のときに気をつけること 先生方に、何をどの順番で伝えるか 園や学校に出す「生活管理指導表」は、院長が診察で記入します。スタッフとの相談は、その内容を先生方にうまく伝えるための準備です。 舌下免疫療法を始めるか迷っているとき 舌下免疫療法は、スギ花粉やダニのアレルギーを、体質から和らげていく治療です。毎日お薬を舌の下に含み、数年続けます。 「毎日続けられるかな」「子どもが嫌がらないかな」「始める時期はいつがいいの?」 始める前の迷いを、スタッフと一緒に整理できます。始めるかどうかは、最後に院長の診察で一緒に決めます。 喘息の発作のとき、救急を受診すべきか迷うとき 夜中にゼーゼーし始めたとき、家で様子を見てよいのか、すぐ病院へ行くべきか。迷うご家族は多いです。 お子...
こんにちは。 朝晩は涼しくなってまいりましたが、日中はまだ暑い日もあり、体調を崩されるお子さんも見受けられます。体調管理にはくれぐれもお気をつけください。 さて、食物アレルギーのあるお子さんをお預かりしている園や学校の先生方から、「エピペンの研修をしてもらえないか」というご相談をいただくことがあります。 当院では、園・学校・施設の職員の方に向けたアレルギー対応研修を、2013年から13年にわたってお受けしてまいりました。今回はその内容と、お申し込みの方法をまとめておきます。 園・学校からのご依頼は、受診歴を問わずお受けしております 当院ホームページの「こどもの病気を学ぶ」のページでは、これまで院内で開く保護者教室を中心にご案内しておりました。そのため「当院を受診されているご家族が対象」と受け取られ、園や学校からはお声がけしづらかったかもしれません。 園・学校・施設からのご依頼については、 受診歴は問いません。 当院に通っているお子さんがいらっしゃらない園・学校からのご依頼も、これまで同じようにお受けしてまいりました。 これまでうかがった先は、小学校・中学校・高等学校、幼稚園・保育園、保育ボランティア団体、地域の子育て施設、薬剤師会、医師会、自治体の出前講座などです。新型コロナウイルスの影響で中止した2020年を除き、毎年おうかがいしております。ある小学校には2015年から続けてうかがい、これまでに9回になりました。同じ学校に何度も入ることで、その学校の実情に合わせて内容を変えていけるのが強みだと考えております。 研修は「1回目」と「2回目以降」で内容を分けております 院長は小児科専門医・アレルギー専門医であると同時に、学校医・園医を務めており、熊本大学大学院で教授システム学(教育工学)の修士を取得しております。「どう教えれば、現場で実際に動けるようになるか」を専門として学んでまいりました。 そのため、研修は「話を聞いて終わり」にはいたしません。ただし、 初めて受けられる方と、すでに受けたことのある方とでは必要な内容が違います ので、当院では次の2段階に分けてご提案しております。 1回目:最小限の講義とグループ学習(アレルギー対応研修が初めての職員の方が中心の場合) 読めば分かる知識は、 事前学習用のプリントを1週間ほど前にお送りし 、あらかじ...