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近隣の耳鼻咽喉科の閉院に伴い、当院で対応できること(鼻・耳の症状/熱・咳/舌下免疫療法)

 こんにちは。

相変わらず厳しい暑さが続いておりますが、皆様お変わりないでしょうか。

体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

さて、先ごろ、当院の近隣にあった耳鼻咽喉科、吉田医院様が残念ながら閉院されました。

当院からも、信頼できる近場の耳鼻咽喉科の先生として吉田医院様には、多くの患者さんをご紹介させていただいておりました。

それに伴い、「お子さんの鼻や耳のことで、どこを受診すればよいか迷っている」というお声を、少しずついただくようになりました。

今回は、お子さんの鼻・耳のよくある症状のうち、当院(小児科・アレルギー科)でも対応・確認できることを、あらためてお知らせします。

あわせて、熱や咳などの一般的な症状、成人(親御さん)のアレルギー性鼻炎、当院で行っている舌下免疫療法についてもご案内します。


はじめに:当院でできること・耳鼻咽喉科にお願いすること

当院は耳鼻咽喉科ではありませんが、小児科・アレルギー科として、お子さんの鼻や耳のよくある症状は、まず当院でも診察できます。

一方で、鼓膜切開やチューブ留置、繰り返す中耳炎の専門的な管理、耳の精密な検査、鼻の処置が必要な場合など、耳鼻咽喉科での専門的な対応が望ましいケースもあります。

その際は、診察のうえで適切な医療機関をご紹介しますので、まずはお気軽にご相談ください。


当院で対応・確認できるお子さんの鼻・耳の症状

1. 鼻づまり・青っぱな(副鼻腔炎=いわゆる「蓄膿」)

お子さんの蓄膿(副鼻腔炎)は、多くの場合、当院で対応できます。

「蓄膿」の多くは、風邪をきっかけに起こる急性の副鼻腔炎です。黄色や緑色の鼻水が続く、鼻づまりで寝苦しそう、といった症状を診察し、必要に応じてお薬での治療を行います。

当院ではお子さんの将来のために安易に抗生剤を処方しない方針ですが、どうしても治りが悪く必要と判断した場合には期間や目安を定めて抗生剤を使うこともあります。

また蓄膿が長く続く場合や繰り返す場合には、後述するアレルギー性鼻炎が背景にあることもありますので、あわせて確認させていただきます。


2. 鼻水の吸引(鼻吸い)

当院では、診察の際に鼻の吸引を行っています。まだ自分で上手に鼻をかめない乳幼児では、鼻づまりで機嫌が悪い、母乳やミルクが飲みにくい、眠りが浅い、といったことが起こりやすくなります。

鼻水がたまって苦しそうなときは、遠慮なくお声がけください。

クリニックで吸引する方が自宅の吸引機より力がある、対応するスタッフが慣れている、ご自宅より人手もあることからよりしっかり鼻水の吸引が可能です。

一般診療で受診される概ね0~1歳のお子さんに、必要があると判断した場合は診察後に鼻水の吸引を行っています。


3. アレルギー性鼻炎

透明でサラサラした鼻水、くしゃみ、鼻づまりが2週間以上続くときは、アレルギー性鼻炎の可能性を考えます。

「風邪が長引いているのかな?」と思っていたら、花粉やダニによるアレルギー性鼻炎だった、ということはよくあります。

発熱がなく、透明な鼻水や目のかゆみが続く場合は、一度ご相談ください。

当院はアレルギー科として、診断から治療、後述の舌下免疫療法まで対応しています。


4. 中耳炎かどうかの確認と初期治療

発熱に加えて、耳を痛がる、耳をよく触る、機嫌が悪い、呼びかけへの反応が鈍いといった様子があるときは、中耳炎が隠れていることがあります。

当院でも鼓膜を診て、中耳炎かどうかの大まかな診断と初期の治療まではお引き受けできます。

ただし、そこから先の踏み込んだ対応は無理をせず、耳鼻咽喉科にお願いしています。

鼓膜の奥に水がたまる滲出性中耳炎が長引く場合や、鼓膜切開などの処置が必要と判断される場合には、耳鼻咽喉科をご紹介します。

残念ながら十日市場駅周辺地域の耳鼻科はなくなってしまいましたが、緑区でも長津田や中山地域には信頼できる耳鼻咽喉科の先生が複数いらっしゃいますので、適切に紹介させていただきます。


熱や咳などの一般的な症状は小児科へ

発熱や咳、のどの痛み、鼻風邪といったお子さんの一般的な症状は、基本的に小児科が得意とする分野です。

特に胸の音の聞き分けは慣れていないと難しいため、耳鼻咽喉科の先生や内科を標榜されいるけどあまり小児になれていない先生よりは小児科医の方が的確に聞き分けられます。

その結果、咳が出るときはおそらく小児科医、小児科専門医の方が的確に診断、治療を行うことが出来ます。

お子さんの月齢や体格に合わせた診察とお薬の調整、周りでの感染症の流行状況をふまえた判断など、小児科ならではの視点で診させていただきます。

十日市場地域にお住まいのお子さんで、「熱や咳をどこで診てもらおう」と迷われたときは、是非当院の受診をお勧めします。


親御さんのアレルギー性鼻炎も対応しています

当院はアレルギー科でもありますので、お子さんだけでなく、成人(親御さん)のアレルギー性鼻炎や花粉症にも十分に対応できます

スギ花粉症や、ダニによる通年性の鼻炎など、大人の方のご相談もお受けしています。

お子さんの受診に付き添って来院された際に、「実は自分も昔から鼻炎がつらくて」といったご相談もお受けできます。

ご家族でお困りの症状があれば、あわせてお声がけください。


舌下免疫療法を行っています

当院では、アレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法を行っています。

舌下免疫療法は、アレルギーの原因(スギ花粉・ダニ)のエキスを含むお薬を毎日舌の下に投与し、原因物質に対する体の反応を少しずつ変えていく治療法です。

症状を一時的に抑えるお薬とは異なり、アレルギーの原因そのものに働きかける治療で、健康保険が適用されます。

  • 対象:スギ花粉症と、ダニによるアレルギー性鼻炎
  • 年齢:お薬を1分間、舌の下に保持できることが必要で、おおむね5歳以上が目安です
  • 期間:3〜5年の継続が推奨されており、当院ではスギ5年・ダニ4年をお勧めしています
  • 開始できる時期:スギは花粉が飛散していない時期(おおむね6月〜11月頃)にしか開始できません。ダニは通年、開始できます

今はちょうど、スギ花粉症の舌下免疫療法を始められる時期にあたります。

来シーズンの花粉に向けて検討されている方は、この時期のご相談をお勧めします。

また、親御さんのスギ花粉症やダニアレルギーによる鼻炎の舌下免疫療法も行っており、可能であれば親子一緒に始めることをお勧めしています。

舌下免疫療法について詳しく知りたい方は製薬会社の舌下免疫療法解説ページもご参照ください。


受診の流れ:必ずWeb予約をお願いします

当院は完全予約制です。受診の際は必ず Web予約 をお取りいただき、あわせて Web問診 の入力をお願いいたします。

初めての方も Web予約 から登録できます。

舌下免疫療法や継続的なアレルギーのフォローをご希望の方は、まず一般診療を受診していただきますようお願い申し上げます。

診察のうえ、継続的なフォローをご希望なさる方には、アレルギー外来の次回予約を当方よりお取りします。

気になる症状をあらかじめ Web問診 に入力していただけると、診察がスムーズに進み、その分ご相談の時間を確保できます。

なお、呼吸が苦しそう、顔色が悪くぐったりしている、けいれんがある、高熱でぐったりして水分もとれないといった強い症状があるときは、当院の予約を待たずに、救急要請(119番)も含めた早めの対応をお願いいたします。


受診時の持ち物

  • マイナ保険証(または資格確認書)
  • 乳児医療証(小児医療証)
  • 母子手帳
  • お薬手帳
  • (あれば)症状が出ているときの様子がわかる写真、他院での検査結果
    • 特に舌下免疫療法をご希望されている方は、過去の採血結果が手元にありましたら是非ご持参ください。

最後に

近隣の耳鼻咽喉科が閉院され、ご不便を感じておられる方もいらっしゃるかと思います。

お子さんの鼻や耳のよくある症状、そして熱や咳といった一般的な症状は、まず当院でも対応・確認できますので、「これは小児科でみてもらえるのかな?」と迷ったときも、どうぞお気軽にご相談ください。

専門的な対応が必要な場合は、責任をもって適切な医療機関をご紹介します。

今後とも十日市場こどもクリニックをよろしくお願い申し上げます。


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