今日は。
先週から明らかに風邪で当院を受診される方が増えています。
世間では新型コロナウイルス感染症が大流行しており、当院でも小学生以上のお子さんではしばしば陽性の方がいらっしゃいます。
それだけならまだ何とかなるのですが、、、
毎年7月はお子さんの風邪が流行することが多いです。
今年も赤ちゃんや幼児でRSウイルス感染症、(当院では原則的に検査しておりませんが)ヒトメタニューモウイルス感染症、アデノウイルス感染症、手足口病、胃腸炎、突発性発疹、その他の風邪の方が同時に大流行しています。
両方が合わさり当院周辺地域ではお子さんが受診したくても予約が取れず受診が出来ないことがある「小児医療崩壊」が現在起きています。
当院の当日予約、一般診療と発熱・感染症外来ですが午前は当日7時半から、午後は当日正午から受付開始しています。
これらの外来は先週から当日予約を開始して1分以内に予約が埋まる状況が続いています。
当院としてはしばらくの間一般診療の時間を縮小し発熱・感染症外来の時間を多めに取るように調整していますが、診察枠を追加したり予定より診察が早く進み空き枠が出来ても間もなく埋まるのが現状です。
クリニックによっては予約外の患者さんも診察されるところもあります(個人的には敬意を表します)が、当院においてはその場で院長やスタッフが無理をすると長期的にはかえって医療を提供しづらくなると考えて「当院が出来る範囲での診療」を行っています。
当院では予めWeb予約をお取り頂きWeb問診を入力していただけた患者さんは責任を持って診察させていただきます。
ただし発熱しているのに一般診療の予約を入れていらっしゃる方、コロナウイルスの濃厚接触者であるにもかかわらず発熱・感染症外来の予約を入れていらっしゃる方など当院の示しているルールから外れている予約を取られた方は勝手ながらメールをお送りした上で当方で予約を取り消させていただいております。
迷った時は診療時間中にご連絡いただきれば出来る範囲での対応をさせていただきます。
結果的に最近は当院に受診したくても予約が取れずお電話をされる方が多数いらっしゃいますがほぼ例外なくお断りしております。Web予約を入れたのに診察を断られた方が(こちらは多くないですが)いらっしゃるのも事実です。
診察をお断りするのは非常に心苦しいのですが、普段から当院を受診してくださる多くの患者さんに平等に対応させていただくために、長期的に良い医療を提供するためにも心を鬼にして上記のような対応をさせていただいております。
なお、上記の状況にあるため当分の間はお子さんの風邪のうつし合いはなるべく避けるような行動をとっていただいた方が宜しいかと存じます。
幼稚園や小学校は夏休みに入っていると思いますが、風邪を引いている、治りかけの状況でのお子さんや親御さんのイベント参加はなるべく控えていただいた方がよいです。
保育園にお子さんを預けているご家庭はなかなか仕事を休めない状況の方もいらっしゃるのは重々承知しておりますが、この状況だと風邪が治りきらないうちに保育園にお子さんをあずけると周りのお子さんにてきめんに風邪をうつしてしまうだけでなく、病み上がりで抵抗力が落ちたお子さんがまた別の風邪をもらってきてしまう悪循環が起きてしまう可能性が高いです。
風邪を引いているお子さん、治りかけのお子さんはなるべく自宅ですごしていただくことをおすすめします。
(これから産休明けで仕事を再開される親御さんにはお父さんかお母さんの少なくとも片方がいざというときに仕事を休める体制にしておくことを常々強くお勧めしています)
また、周囲の大人も風邪のうつし合いはなるべく防ぐべきです。
手洗い、手指消毒はしっかり行って下さい。
マスクは不燃布マスクで鼻と口を覆って下さい。
しばらくの間可能な方はテレワークをお勧めします。
そしてこのコロナ大流行の状況下での会食は立場上決してお勧めしません。院長も本日宴会の幹事をする予定でしたが泣く泣く延期しました。
コロナやお子さんの風邪のうつし合いが治まるまではお子さんだけで無く皆さんで少しずつ我慢が必要な時期と感じます。
お互いに協力しながらこの状況を乗り切れればと思います。
よろしくお願い申し上げます。
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