今晩は。
世間は3連休でしたが皆様はどのようにお過ごしでしょうか。
自分の周りでは色々なイベントが開催されており参加されている方も多数いらっしゃいますが、私の方は密かに「いいなぁー」と横目で眺めつつもひたすらクリニックの開院準備と今の職場の残務処理をしております。残務処理はひたすら患者さんの引き継ぎ書類などの作成です。今までの仕事内容をまとめながら改めて自分がこの病院でしてきた仕事の一部を振り返る作業になっています。一方、クリニックの開院準備は関連業者との打ち合わせメールや対面の打ち合わせ、注文した品物の受け取りと組み立て設置、スタッフの勤務日程決めなど本当に多岐にわたります。
大変ですが充実した日々を送っています。
ところで先々週に連絡をいただいたのですが、院長は熊本大学大学院教授システム学専攻博士前期課程を修了出来たらしいです。
ご協力いただきました皆様にはこの場をお借りして感謝申し上げます。
今回私が大学院で学び、修了出来たことのメリットは大きく分けて3つあります。
1. 肩書き
私の肩書きは4月以降「医師、修士(教授システム学)」となります。
これで目標の1つであった「医師+修士」の肩書きがもらえることになったようです。世間に医学博士を持っている先生はたくさんいらっしゃいますが、医学以外の修士(ないし博士)を持っている先生は余りいないはずです。自分が只の小児科医ではない、特長を持った医者であるということが多くの方から分かりやすくなることは、今後メリットがあるのではないかと勝手に思っています。更にはeラーニングのプロが所持するような資格、肩書きも申請しました。
2. 学んだことを現場で活かせる
上では肩書きのことを書きましたが、実は肩書きよりも中身の方が遙かに大事だと思っています。
熊本大学大学院教授システム学専攻では主にeラーニング、時に対面型の授業で多くのことを学びました。そして学びを支援する色々な方法を身につけることが出来ました。
例を1つ挙げますと、院長が主に学んだインストラクショナル・デザインという学問には「メーガーの3つの質問」という概念があります。
★ Where am I going? (どこへ行くのか?)
★ How do I know when I get there?(たどりついたかどうかをどうやって知るのか?)
★ How do I get there?(どうやってそこへ行くのか?)
※以上、http://www.gsis.kumamoto-u.ac.jp/ksuzuki/resume/books/1995rtv/rtv08.htmlより引用
例えば世間では様々な研修、勉強会がありますがそれは何のためにするのですか?ということです。基本的には目標、ゴールを達成するための研修です。
また、研修や勉強会をしてもその成果を確認する、測定すればその研修など自体の評価も出来ますし、改善も出来ます。
一方、そのゴールを達成するためには研修や勉強会ではなく他の手段を用いる手もあります。
この考え、例えば入院治療でも似たような考え方が出来ます。
★ どこに行くのか?→退院の目安は?
★ たどり着いたかをどうやって知るのか?→ご本人の活気、診察所見、体温・呼吸数・脈拍・血圧(バイタルサイン)、採血などのデータで評価する
★ どうやってそこへ行くのか?→治療はどんな薬を使うのか?どんな手術をするのか?それとも薬を使わず、手術をせず様子を見て良いのか?
他にもここには到底列挙しきれない多くのことを学びました。
是非これから皆様に還元させていただければと思っています。
3. 同期、同窓生のコミュニティ
色々学んだことも大きいのですが、それと同じくらい大きいのは新たなコミュニティが出来たことでしょう。
同期はたまたま医療関係者が多かったのですが、同窓生は決してそういうわけではなく一般企業や官公庁の方もいらっしゃれば大学関係者の方もたくさんいらっしゃいます。自分と違う職業で自分と違う仕事をする方々との議論は、色々な違う視点からの物事のとらえ方が学べて非常に興味深いものでした。
いろんな方がいろんなタスク、課題をこなすので人による得意不得意が鮮明に出るのも非常に興味深かったです。自分が苦手だった科目で他の方々がすんなりと進めているのをみてすごいなーと思うことが多々ありましたし、逆に自分が一気に進められた課題で他の方が苦労しているのを見て意外に思うこともたまにありました。
同期の方々に共通することは皆さんのモチベーションが高いことでした。このご時世に社会人大学生をするのは時間的にも金銭的にもそれなりに大変です。そして、皆さん何か特長があるとも感じました。例えば体力的に明らかにタフな方もいらっしゃればどんな状況でもあきらめず学び続ける方もいらっしゃいます。(自分は何が特長かと言いますと、、、多分一緒に仕事したことがある方は分かります。)
そして、実を申しますと熊本大学大学院教授システム学専攻を2年で修了するのは結構大変です。
同期の方々の支え合いなしでは2年間での卒業はあり得ませんでした。とある方が「戦友」と表現されていましたが、確かにその通りと思えるくらい激しい学びでした。
そしてこれからも同期、同窓生とは互いに学ぶことが出来ればと思います。
私が修了した熊本大学大学院教授システム学専攻について興味がある方は、機会が有れば是非直接私や同窓生に聞いていただくことをお勧めします。
なんか今回はクリニックと直接関係ないことを書きましたので、現在のクリニックの写真の一部を出しておきます。
診察室の棚を現在組み立てています。
これから机や椅子、ベッドなども入ってきます。
ではまた。
今月中にあと1回は更新できればと思います。
世間は3連休でしたが皆様はどのようにお過ごしでしょうか。
自分の周りでは色々なイベントが開催されており参加されている方も多数いらっしゃいますが、私の方は密かに「いいなぁー」と横目で眺めつつもひたすらクリニックの開院準備と今の職場の残務処理をしております。残務処理はひたすら患者さんの引き継ぎ書類などの作成です。今までの仕事内容をまとめながら改めて自分がこの病院でしてきた仕事の一部を振り返る作業になっています。一方、クリニックの開院準備は関連業者との打ち合わせメールや対面の打ち合わせ、注文した品物の受け取りと組み立て設置、スタッフの勤務日程決めなど本当に多岐にわたります。
大変ですが充実した日々を送っています。
ところで先々週に連絡をいただいたのですが、院長は熊本大学大学院教授システム学専攻博士前期課程を修了出来たらしいです。
ご協力いただきました皆様にはこの場をお借りして感謝申し上げます。
今回私が大学院で学び、修了出来たことのメリットは大きく分けて3つあります。
1. 肩書き
私の肩書きは4月以降「医師、修士(教授システム学)」となります。
これで目標の1つであった「医師+修士」の肩書きがもらえることになったようです。世間に医学博士を持っている先生はたくさんいらっしゃいますが、医学以外の修士(ないし博士)を持っている先生は余りいないはずです。自分が只の小児科医ではない、特長を持った医者であるということが多くの方から分かりやすくなることは、今後メリットがあるのではないかと勝手に思っています。更にはeラーニングのプロが所持するような資格、肩書きも申請しました。
2. 学んだことを現場で活かせる
上では肩書きのことを書きましたが、実は肩書きよりも中身の方が遙かに大事だと思っています。
熊本大学大学院教授システム学専攻では主にeラーニング、時に対面型の授業で多くのことを学びました。そして学びを支援する色々な方法を身につけることが出来ました。
例を1つ挙げますと、院長が主に学んだインストラクショナル・デザインという学問には「メーガーの3つの質問」という概念があります。
★ Where am I going? (どこへ行くのか?)
★ How do I know when I get there?(たどりついたかどうかをどうやって知るのか?)
★ How do I get there?(どうやってそこへ行くのか?)
※以上、http://www.gsis.kumamoto-u.ac.jp/ksuzuki/resume/books/1995rtv/rtv08.htmlより引用
例えば世間では様々な研修、勉強会がありますがそれは何のためにするのですか?ということです。基本的には目標、ゴールを達成するための研修です。
また、研修や勉強会をしてもその成果を確認する、測定すればその研修など自体の評価も出来ますし、改善も出来ます。
一方、そのゴールを達成するためには研修や勉強会ではなく他の手段を用いる手もあります。
この考え、例えば入院治療でも似たような考え方が出来ます。
★ どこに行くのか?→退院の目安は?
★ たどり着いたかをどうやって知るのか?→ご本人の活気、診察所見、体温・呼吸数・脈拍・血圧(バイタルサイン)、採血などのデータで評価する
★ どうやってそこへ行くのか?→治療はどんな薬を使うのか?どんな手術をするのか?それとも薬を使わず、手術をせず様子を見て良いのか?
他にもここには到底列挙しきれない多くのことを学びました。
是非これから皆様に還元させていただければと思っています。
3. 同期、同窓生のコミュニティ
色々学んだことも大きいのですが、それと同じくらい大きいのは新たなコミュニティが出来たことでしょう。
同期はたまたま医療関係者が多かったのですが、同窓生は決してそういうわけではなく一般企業や官公庁の方もいらっしゃれば大学関係者の方もたくさんいらっしゃいます。自分と違う職業で自分と違う仕事をする方々との議論は、色々な違う視点からの物事のとらえ方が学べて非常に興味深いものでした。
いろんな方がいろんなタスク、課題をこなすので人による得意不得意が鮮明に出るのも非常に興味深かったです。自分が苦手だった科目で他の方々がすんなりと進めているのをみてすごいなーと思うことが多々ありましたし、逆に自分が一気に進められた課題で他の方が苦労しているのを見て意外に思うこともたまにありました。
同期の方々に共通することは皆さんのモチベーションが高いことでした。このご時世に社会人大学生をするのは時間的にも金銭的にもそれなりに大変です。そして、皆さん何か特長があるとも感じました。例えば体力的に明らかにタフな方もいらっしゃればどんな状況でもあきらめず学び続ける方もいらっしゃいます。(自分は何が特長かと言いますと、、、多分一緒に仕事したことがある方は分かります。)
そして、実を申しますと熊本大学大学院教授システム学専攻を2年で修了するのは結構大変です。
同期の方々の支え合いなしでは2年間での卒業はあり得ませんでした。とある方が「戦友」と表現されていましたが、確かにその通りと思えるくらい激しい学びでした。
そしてこれからも同期、同窓生とは互いに学ぶことが出来ればと思います。
私が修了した熊本大学大学院教授システム学専攻について興味がある方は、機会が有れば是非直接私や同窓生に聞いていただくことをお勧めします。
なんか今回はクリニックと直接関係ないことを書きましたので、現在のクリニックの写真の一部を出しておきます。
診察室の棚を現在組み立てています。
これから机や椅子、ベッドなども入ってきます。
ではまた。
今月中にあと1回は更新できればと思います。
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