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インフルエンザが今年も流行し始めました!

 明けましておめでとうございます。
 昨年も多くの患者さんにご来院いただきありがとうございました。
 こちらでのご挨拶が遅くなってしまいましたが、今年もよろしくお願い申し上げます。
 今後とも十日市場地域の親子、そして周辺地域のアレルギー患者さんのお役に立てれば幸いです。

 早速ですが年明け早々にインフルエンザが流行ってきています。

 インフルエンザにつきましては基本的には昨年と対応は大きく変わりません。

 現時点で新たに、ないし改めて皆様にお伝えしたいポイントは以下の通りです。

 インフルエンザの流行時期は
★お子さんが発熱して明らかに調子が悪い、様子がおかしい場合は早めに受診してください。
★ お子さんが発熱しているけど元気もそこそこ、水分もとれて眠れる場合は発熱してから少なくとも6時間以上、出来れば半日経過してからの受診をお勧めします。

その方が検査結果が確実に出やすいからです。
 社会的な影響を考えるとインフルエンザの「診断」はなるべくつけた方が良いと考えています。ただし、検査キットではどうしてもインフルエンザ捕まえきれないことがあるので(偽陰性)、当方では当院にいらっしゃるまでの状況、診察所見、必要であれば検査を行い総合的に判断してインフルエンザの「診断」をしています。
 「診断」することに対して検査はあくまでも補助手段ですが、インフルエンザに関しては検査が役立つことが多いため積極的に検査はしています。(インフルエンザの検査が痛いのはごめんなさいと常々思いつつですが、、、)
 検査結果=診断では決してありません。


★ インフルエンザと診断した場合、治療は親御さんと相談のうえ決定しています。

基本的に調子が悪そうな方は粉薬ないしカプセルのタミフル、ないし吸入薬のリレンザを処方させていただきます。
 イナビルは基本的に処方しません。外国のデータで有効でないという結果が出ていること、特に10歳未満だと慣れない吸入の一発勝負で失敗すると処方の意味がないためです。
 上記を十分にご了解いただいた希望者に限り処方させていただきます。
 そしてゾフルーザは今シーズン、当院では決して処方しません。1回内服しただけで長時間有効であれば確かに魅力的な薬ですが、実際には小児に関しては「新薬」であり副作用が不明であること(長時間有効ということは副作用が出たときにその分症状がおさまるまでに時間がかかると言うことです)、インフルエンザB型への有効性がはっきりしないこと、そして薬が効きにくいインフルエンザを増やす可能性があるからです。
 新薬では色々な問題が起きることがよくあるので、2,3シーズン使われて明らかな問題が起きなければ将来的に処方させていただく可能性はあります。
 10年以上前のタミフルの扱いを覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、新しい薬の立ち位置、問題点が出てきて解決するまでには数年かかります。他の薬もそうですが「新薬だから良い」とは決して限らないのが薬の歴史から見える現実です。
 そして、インフルエンザと診断しても元気な方には基本的にインフルエンザの治療薬は処方しておりません。
 インフルエンザは大抵の方は自然に治る病気です。抗生剤と同様に必要以上に処方し使用しすぎるとインフルエンザウイルスの耐性化を促進する、つまり薬が効かないインフルエンザウイルスを増やす可能性があるためです。
 しっかり水分を取り、寝て休むことが一番の良薬です。

★ 登校許可証、登園許可書は「本当に」必要ですか?

例えば厚生労働省の保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版)では、「子どもの病状が回復し、保育所における集団生活に支障がないと医師により判断されたことを、保護者を通じて確認した上で、登園を再開することが重要である。」と記載されています。
 また「学校において予防すべき感染症の解説〈平成30(2018)年3月発行〉」によると、「診断は、診察に当たった医師が身体症状及び検査結果等を総合して、医学的知見に基づいて行うものであり、学校から特定の検査等の実施を全てに一律に求める必要はない。治癒の判断(治癒証明書)も同様である。」とされています。上記は2019年1月12日8時現在、厚生労働省HPのインフルエンザQ&Aに記載されている内容です。
 上記の通り現在では登校・登園許可書は必須ではないはずですし、治ったことを確認するためにもう一度ご来院いただくのは手間がかかりますので不要と当方では判断しています。
 ただ、それでも保育園や幼稚園から記載しなければ登園出来ない、といわれてしまった場合にはお手数をおかけしますが登園可能な期間に入った後にご来院いただければ記載させていただきます。
 
 おととし昨年にもインフルエンザに関する記事を記載していますので宜しければご覧下さい。
 ただし1点だけ訂正させていただきたいのは、実際に皆さんを検査していると新しい機会でも発熱直後はインフルエンザの診断がしにくいということがよく分かりましたので、状況が許せば発熱後6時間以上空けてご来院いただくことをお勧めさせていただきます。

 では、今年もよろしくお願い申し上げます。

コメント

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ホームページ公開しました&小児科指導医資格を取得しました

こんにちは。
インフルエンザの流行が本格的になってきました。
勤務先のスタッフの家族がインフルエンザにかかった、という話しもちらほらと聞こえてくるようになりました。
くれぐれもマスクと手洗い、心がけてください。

先ほどですが、当院のホームページがアップされました。
是非ご覧ください。
http://tokaichiba-kodomo.jp/
このブログと似たアドレスを取得しております。
開院後は本格的なHPを公開する予定ですが、開院まではこの簡易ホームページとこのブログで情報発信させていただきます。

また、最近一つ院長の資格が増えました。
日本小児科学会では今まで専門医以上の資格がなかったのですが、専門医制度改革に合わせて「指導医」という資格が新設されました。
取得条件としては
☆ 小児科専門医を取得して1回以上更新すること
 5年ごとに更新するのですが、その際には学会などの出席点が必要となります。
☆ 小児科医のための臨床研修指導医講習会受講、またはeラーニング受講
 これは以前在籍していた病院の上司の計らいで上記講習会を受講済みです。
 eラーニングも一通り完走済みです。一応eラーニングの専門家を養成する大学院に在籍するので色々コメントは出来ますが、それはまた別の機会にさせていただきます。
☆ 2011 年 1 月以降に、査読制度のある雑誌に小児科関連論文:1 編の掲載(共著可)
 昨年秋に、該当する論文を自ら執筆し発表しております。
 査読制度のある雑誌に自分の論文を掲載していただくことは結構なハードルがあります。
 共著可なので自分が論文を書かなくても条件を満たすことは可能ですが、、、
以上の条件を満たしたので、このたび指導医の資格をいただくことが出来ました。

確かに小児科指導医の資格がなくても小児科診療は出来ますし、医師免許さえ有れば小児科指導医どころか小児科専門医の資格がなくても小児科診療は出来ます。
さすがに専門医を取得していないのに専門医を標榜している先生はいらっしゃらないと思いますが、専門医を取得しておきながら自ら進んで公表していない先生もいらっしゃるかもしれません(表示の義務はありません)。
実際に小児科専門医の資格を持っていないが素晴らしい小児科診療を実践されている先生を私は存じ上げておりますし、逆に専門医の資格を持っているから患者さんにとっ…

2019年度インフルエンザワクチン:単独接種枠は9月1日午前8時より予約開始予定です!乳児健診と通常の予防接種枠での同時接種は受付開始しました!

今日は。
 この数日はちょっと涼しくなり、過ごしやすくなりました。
 ただ、何故か鼻水や咳が出たり下痢をしてご来院される方が多くいらっしゃいます。
 冬の病気が何故か夏に流行っているようです。
 皆様、体調管理にはくれぐれもお気を付け下さい。

 さて、今回は2019年秋のインフルエンザワクチン予防接種の第二報です。
 第一報は過去のブログに記載していたのですが、他の記事の最後に書いているためお気づきでない方もいらっしゃるかと思います。

 以下かなりの長文になりますが、一度は目を通してからインフルエンザワクチン接種の予約をお願い申し上げます。
 まず今年の概略、ダイジェストは以下の通りです。

 では、以下に細かく説明を記載しておきます。
★今年もインフルエンザワクチンは余り多く入荷しません。 この事実をまず記載しておきます。

 各薬剤卸業者、クリニックにワクチンを供給する会社は前年度のワクチン接種実績、つまり販売した本数を元に今年の供給数を決めています。
 製薬会社は今年も昨年と同程度のワクチンしか作らないため、当院が入手出来るワクチン数は昨年と大きくは変わらないとのことです。

 一方、開院当初から当院に受診していただいている方はよく分かると思いますが、当院を受診してくださる患者さんはおかげさまで徐々に増えています。
 つまり、当院でインフルエンザワクチン接種を希望なさる患者さんは昨年より今年の方が多いと予想しています。
 となると、当院のインフルエンザワクチン予約は不本意ながら、「早い者勝ちの争奪戦」になることが予想されます。

 では、十日市場地域の小児科である当院はどんな方を優先して接種すべきか?ということになります。

1. 普段から当院を受診してくださっている十日市場地域のお子さんと親御さん
 普段から当日予約や乳児健診、予防接種で当院をよく利用してくださっている方はおそらくこのブログや予約システムをよくご覧になられていると思います。
 予約システムやこのブログで情報を発信させていただいていますので、毎日でなくて良いのでたまには覗いていただけると助かりますし、インフルエンザワクチン予約の情報も手に入れやすいのではないでしょうか。
 ただし、今年は昨年まで以上にお子さんの接種を優先させていただきます。また、お子さんが小さくて他のクリニックに行く手間がないという親…

土足?履き替え?

こんにちは。
 春一番が吹いたと思ったら花粉が飛び始めましたね。
 私自身も花粉症持ちなので杉花粉の飛び具合はよく分かります。

 ちなみに院長は花粉症の治療も行っています。
 従来通りの症状を抑える薬を適切に処方することは当然可能です。加えて、12歳以上であれば「シダトレン」という薬による花粉症の治療が可能です。この薬の処方、治療は許可制となっているのですが、院長はその資格を持っています。
 ただし、有る程度根気が要る上に全ての人に対して有効な治療ではないので、検査と十分な説明をさせていただいてから治療を本格的に行うかどうか決めることになります。
どちらにしろ花粉症のシーズンが終わってから、つまり当院が開院してからまもなく治療が可能になりますので、興味のある方は開院後に是非お問い合わせください。もしよろしければ「シダトレン」で検索して、当院に相談する前に予め情報を入手しておくと相談は更にスムーズになるでしょう。
 機会があれば花粉症関連の話は後日、詳しく記載させていただきます。

 それはともかく、十日市場こどもクリニックの内装もほぼ完成してきました。
 昨日もまたクリニックの中に入り、どこに何を置くのかなど現場を見ながら色々考えておりました。悩ましいのですが受診する皆様のための「前向きな悩み」なので、やりがいがあります。

 実は当院の設計でかなり悩んだことが一つあります。
 自分も患者として他のクリニックにお邪魔する機会が時折あります。
 靴を脱いでクリニックに上がり、スリッパに履き替えるクリニックも結構ありますし、そのまま土足で診察室などに入るクリニックもたくさんありますね。
 では、当院は「院内を土足にするか、履き替えにするか」、どうしよう?
 今日はこのことについて書いてみます。

★ 院内スリッパ履き替え、ないし裸足方式
 この方式のメリットとして、特に床暖房も設置すると冬場は患者さんも職員も非常に快適だと思います。あとは、小さいお子さんが床に這いつくばっても余り気にしなくて済むのは親御さんにとって楽だと思います。靴を脱げると楽だ、というお母さんも多いのではないでしょうか。
 クリニック側からのメリットは床が汚れにくい、ということではないかと思います。患者さんの立場からも、他の条件が同じであれば床がきれいなクリニックの方が印象がよくなりますよね。

 ただし…