今日は。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が拡大を続けています。
欧米の流行状況からすると確率は高くないながらも小児でも症状が重くなる方がいらっしゃるため、やはりうつし合いは防ぐべきウイルスです。
今が踏ん張り時です。
しばらくの間はなるべく不要不急の外出は控えて、密接・密集・密閉を避けてうつされない・うつさないように心がけましょう。
中途半端に出かけてうつし合いを続けてしまうと、いつまで経ってもCOVID-19の流行はおさまりません。
当院としてはCOVID-19のうつし合いの可能性を極力減らしながら、必要な小児医療およびアレルギー医療を皆様に提供し続けるつもりです。
当院におけるCOVID-19に関わる対策をいくつか書いておきます。
以前ブログに記載した内容と一部重複しますがご了承下さい。
当院は「予約優先制」、つまり予約システムでご来院前に予約をお取りいただき適切な時間、ないし順番にお越しいただくことにより患者さんが院内で待つ時間を減らすことを心がけています。
1. 乳児健診
2. 予防接種
3. アレルギー外来(完全事前予約制)
4. 一般診療(当日の順番予約制)
風邪を引いている方、調子の悪い方は一般診療の受診をお願いしています。加えてこの順番により、風邪を引いていない方とのうつし合いを減らすようにしています。
ただし、明らかに調子が悪い方は診療時間中であれば電話でご連絡をいただいても構いません。
通常通りの受診で良いか、上記1〜3の時間帯でもすぐにご来院いただき早めに当院で診察させていただくか、当院ではなく小児救急病院を受診した方が良いかというご相談に対応させていただきます。
※ 今までは一般診療の開始時間を午前中は(火曜日以外)9時半から、午後は16時からで固定していましたが、一時的にアレルギー外来枠を増やすことにしました。
例えば乳児湿疹や食物アレルギーなどで受診されている方など風邪は引いていないけどもう一度受診していただきたい方はなるべくアレルギー外来で予約をお取りします。
その分、しばらくの間は一般診療の開始時間がその日によって変わります。お手数をおかけしますが当日に予約システムでご確認ください。
患者さん側からすると事前に問診を入力することにより、落ち着いて時間を取って聞きたいこと等を予め入力出来ます。また、Web問診を入力しておいていただけると来院してから問診表を書く必要が無くなり、待ち時間が短縮出来ます。
我々クリニック側としても診察時のカルテ入力時間が短くなるので診療時間が更に短縮出来ます。
つまり、皆さんがWeb問診を活用することにより院内の滞在時間を必要最小限に減らし、風邪のうつし合いも減らせるようになります。
また、状況次第では診察前後にドアの取っ手や聴診器、椅子などを拭いており、患者さん同士のうつし合いを減らすように常に心がけています。
他のコンビニ、スーパー、クリニックなどで透明なカーテンなどを設置されているところもありますが、当院としては皆さんがマスクをしてくださっている場合は設置した場合の効果が不明であること、逆にカーテンにウイルスが付着してしまう可能性などを天秤にかけて現時点では設置しない方針としています。
新型コロナウイルス感染症に関する相談窓口について(コールセンター)、こちらの記事に問い合わせ先が載っています。
是非ご参照ください。
逆にしばらくの間、当院では導入する予定がないものも記載しておきます。
この話は初めてなので丁寧に記載しておきます。
1. 「問診」
2. 「診察」
3. 「検査」の順番です。
大抵の先生もそうだと思いますが、医者は診察時に五感、少なくとも聴覚と視覚は使って直接(双方向、同期型で)お話しをお伺いし「問診」を行い情報をたくさん収集し、その情報を元に病気の「診断」、そのお子さんの状態や病気の程度を予想します。患者さんが気づいていないけど重要な情報は追加でお伺いして情報を補充しています。
当院の診察も見かけは患者さんと遊んでいるように見えるかもしれませんが(確かにお子さんと戯れ楽しんでいることも多々あります)、実は戯れながらも色々頭を使いながら親御さんないし本人に色々お伺いして情報を集めて診断、判断をしています。
その上で自分が予想した「診断」、見立てが合っているかどうかはちゃんと答え合わせすべき、つまり「必ず聴診器や手で、自らの五感を使った診察で確認すべき」だと考えております。それでも診断、方針がはっきりしない場合は採血やレントゲンなどの「検査」で証拠固めする、、、というのが医者の基本的な考え方、ロジックです。
オンライン診療だと答え合わせ部分、「診察」の大部分が抜けるため、初診の方に用いるのは適切ではないと個人的には考えております。
例えると、テストを受けて模範解答なしの自己採点だけを済ませて「今回のテストは満点だった」と周囲にアピールしているようなものだと感じます。
定期的に通院されている方で状況やお互いのキャラクターもだいたい分かっている方、状況が安定している方が相手であれば大抵の医者は問診だけでも気を抜かなければ満点を取れるのでオンライン診療は確かに有効、適切だと思います。
一方、世間ではCOVID-19感染症の流行で初診でもオンライン診察を行う流れが出来ていますが、少なくとも当院ではオンライン診療だけで特に初診の、普段の状況やキャラクターが分かっていない患者さんに対しては診察なしで正確な診断が出来る、つまりいかなるテストでも「常に」満点を取れる自信はありません。
つまり大事な患者さん方に対して責任が取れないので初診患者さんのオンライン診療を導入する予定はありません。
業者側のビジネス的な側面や医療保険制度も絡んでくるので詳細は省きますが再診の方のオンライン診療についても当院が診療している分野に関してはクリニック側にも患者さん側にも明らかに「割が合わない」状況になっているため今のところ導入を控えております。機が熟せば当院でも活用していきたいと考えています。
以上、ご承知おき下さい。
オンライン診療と異なり、Web問診は患者さんからの情報提供がしやすくなる、医者側からすると問診を補強出来る有用なツールであると実感しています。
ただ、当院としては電話の音声やメール、文字のやりとり「だけ」で診察を済ませることに不安があります。少なくともテレビ電話のような、つまり同期型かつ双方向性でお互いの聴覚と視覚を両方使うコミュニケーションツール、つまり再診時のオンライン診療に相当する情報量がないと問診、診察とも行き違いが生じるリスクが高くなるため当院では引き続き対面型の診察を続けて参ります。
院長はe-learningなどの遠隔教育の大学院を修了しており色々なツールの知識と実際に使った経験があるため、それなりにメリットとデメリットを理解して適切に使い分けているつもりです。その上での現時点での考え、方針とご理解ください。
更に、電話再診で電話回線を使ってしまうと(当院は零細クリニックなので電話回線が1つしかありません)その分他の患者さんからの問合せが繋がらなくなる、ということも気にしています。
そして、状況が安定している患者さんでしばらく受診間隔を空けても問題なさそうと判断した患者さんには今までよりやや多めに処方させていただき、次回受診の目安を今までより長めに設定するようにしています。
最後にちょっと残念なお知らせです。
実は4月下旬から5月にかけて、患者さんと保護者向けに舌下免疫療法教室と食物アレルギー・スキンケア教室を開催するつもりで計画を練っていたのですが、COVID-19の流行状況からすると上記の時期に皆さんにお集まりいただき保護者教室を開催するのはふさわしくないと判断しました。
よって、しばらくの間保護者教室はお休みにします。
COVID-19感染症が落ち着いて皆さんが集まれる状況になったら、保護者教室は是非また開催したいと思います。
ご本人ないしお子さんが新型コロナウイルスに感染しているかどうか心配な方は、まずこちらにお電話し、対応を相談して下さい。
横浜市新型コロナウイルス感染症コールセンター
電話番号:045-550-5530
(午前9時から午後9時(土日、祝日を含む)、電話が繋がりにくくなっていますが他の手段がないのでご容赦ください)
また、他のウイルスの検査や鼻の吸引に関しても必要な方、かつ新型コロナウイルスにかかっている可能性が極めて低い方に限定して行っております。
しかし、上記はデータとしては不確実であり(実は関係ないという可能性も十分にあります)急に皆さんがBCGを接種し出すと本来赤ちゃんを接種すべきワクチンが無くなる、赤ちゃんやお子さんを結核から守れなくなる方が問題と考えております。
よって、当院では1歳以上の方のBCG接種はお断りしております。
ということで、当院では引き続き十日市場および周辺地域の親子に対し、責任を持ってまっとうな医療を提供出来ればと考えております。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が拡大を続けています。
欧米の流行状況からすると確率は高くないながらも小児でも症状が重くなる方がいらっしゃるため、やはりうつし合いは防ぐべきウイルスです。
今が踏ん張り時です。
しばらくの間はなるべく不要不急の外出は控えて、密接・密集・密閉を避けてうつされない・うつさないように心がけましょう。
中途半端に出かけてうつし合いを続けてしまうと、いつまで経ってもCOVID-19の流行はおさまりません。
当院としてはCOVID-19のうつし合いの可能性を極力減らしながら、必要な小児医療およびアレルギー医療を皆様に提供し続けるつもりです。
当院におけるCOVID-19に関わる対策をいくつか書いておきます。
以前ブログに記載した内容と一部重複しますがご了承下さい。
★ 当院は「予約優先制」です。
予約制ではなく直接クリニックにお越しいただき診察順番をお待ちいただくスタイルの場合、風邪を引いている方も含めた患者さんを沢山院内でお待たせしてしまうため、風邪のうつし合いの元になる可能性があります。当院は「予約優先制」、つまり予約システムでご来院前に予約をお取りいただき適切な時間、ないし順番にお越しいただくことにより患者さんが院内で待つ時間を減らすことを心がけています。
★ 当院は診療時間の配分でも風邪のうつし合いを防いでいます。
当院は午前午後とも、基本的に以下の順番で診療を行っています。1. 乳児健診
2. 予防接種
3. アレルギー外来(完全事前予約制)
4. 一般診療(当日の順番予約制)
風邪を引いている方、調子の悪い方は一般診療の受診をお願いしています。加えてこの順番により、風邪を引いていない方とのうつし合いを減らすようにしています。
ただし、明らかに調子が悪い方は診療時間中であれば電話でご連絡をいただいても構いません。
通常通りの受診で良いか、上記1〜3の時間帯でもすぐにご来院いただき早めに当院で診察させていただくか、当院ではなく小児救急病院を受診した方が良いかというご相談に対応させていただきます。
※ 今までは一般診療の開始時間を午前中は(火曜日以外)9時半から、午後は16時からで固定していましたが、一時的にアレルギー外来枠を増やすことにしました。
例えば乳児湿疹や食物アレルギーなどで受診されている方など風邪は引いていないけどもう一度受診していただきたい方はなるべくアレルギー外来で予約をお取りします。
その分、しばらくの間は一般診療の開始時間がその日によって変わります。お手数をおかけしますが当日に予約システムでご確認ください。
★ 是非Web問診を御利用下さい!
アレルギー外来と一般診療の方を受診される方は、予めWeb問診を入力することを強くお勧めします。患者さん側からすると事前に問診を入力することにより、落ち着いて時間を取って聞きたいこと等を予め入力出来ます。また、Web問診を入力しておいていただけると来院してから問診表を書く必要が無くなり、待ち時間が短縮出来ます。
我々クリニック側としても診察時のカルテ入力時間が短くなるので診療時間が更に短縮出来ます。
つまり、皆さんがWeb問診を活用することにより院内の滞在時間を必要最小限に減らし、風邪のうつし合いも減らせるようになります。
★ 当院の(いわゆる)感染対策
感染対策の基本であるマスク着用、手洗い(水やアルコール清拭剤)などは使っておりますのでご安心下さい。また、状況次第では診察前後にドアの取っ手や聴診器、椅子などを拭いており、患者さん同士のうつし合いを減らすように常に心がけています。
他のコンビニ、スーパー、クリニックなどで透明なカーテンなどを設置されているところもありますが、当院としては皆さんがマスクをしてくださっている場合は設置した場合の効果が不明であること、逆にカーテンにウイルスが付着してしまう可能性などを天秤にかけて現時点では設置しない方針としています。
★ 横浜市からの情報提供
新型コロナウイルス感染症対策(市民の皆様)、こちらの記事に基本的な知識がまとめらえています。新型コロナウイルス感染症に関する相談窓口について(コールセンター)、こちらの記事に問い合わせ先が載っています。
是非ご参照ください。
逆にしばらくの間、当院では導入する予定がないものも記載しておきます。
この話は初めてなので丁寧に記載しておきます。
■ オンライン診療(特に初診)
医者の大きな仕事、「診断」の大原則はまず1. 「問診」
2. 「診察」
3. 「検査」の順番です。
大抵の先生もそうだと思いますが、医者は診察時に五感、少なくとも聴覚と視覚は使って直接(双方向、同期型で)お話しをお伺いし「問診」を行い情報をたくさん収集し、その情報を元に病気の「診断」、そのお子さんの状態や病気の程度を予想します。患者さんが気づいていないけど重要な情報は追加でお伺いして情報を補充しています。
当院の診察も見かけは患者さんと遊んでいるように見えるかもしれませんが(確かにお子さんと戯れ楽しんでいることも多々あります)、実は戯れながらも色々頭を使いながら親御さんないし本人に色々お伺いして情報を集めて診断、判断をしています。
その上で自分が予想した「診断」、見立てが合っているかどうかはちゃんと答え合わせすべき、つまり「必ず聴診器や手で、自らの五感を使った診察で確認すべき」だと考えております。それでも診断、方針がはっきりしない場合は採血やレントゲンなどの「検査」で証拠固めする、、、というのが医者の基本的な考え方、ロジックです。
オンライン診療だと答え合わせ部分、「診察」の大部分が抜けるため、初診の方に用いるのは適切ではないと個人的には考えております。
例えると、テストを受けて模範解答なしの自己採点だけを済ませて「今回のテストは満点だった」と周囲にアピールしているようなものだと感じます。
定期的に通院されている方で状況やお互いのキャラクターもだいたい分かっている方、状況が安定している方が相手であれば大抵の医者は問診だけでも気を抜かなければ満点を取れるのでオンライン診療は確かに有効、適切だと思います。
一方、世間ではCOVID-19感染症の流行で初診でもオンライン診察を行う流れが出来ていますが、少なくとも当院ではオンライン診療だけで特に初診の、普段の状況やキャラクターが分かっていない患者さんに対しては診察なしで正確な診断が出来る、つまりいかなるテストでも「常に」満点を取れる自信はありません。
つまり大事な患者さん方に対して責任が取れないので初診患者さんのオンライン診療を導入する予定はありません。
業者側のビジネス的な側面や医療保険制度も絡んでくるので詳細は省きますが再診の方のオンライン診療についても当院が診療している分野に関してはクリニック側にも患者さん側にも明らかに「割が合わない」状況になっているため今のところ導入を控えております。機が熟せば当院でも活用していきたいと考えています。
以上、ご承知おき下さい。
オンライン診療と異なり、Web問診は患者さんからの情報提供がしやすくなる、医者側からすると問診を補強出来る有用なツールであると実感しています。
■ 慢性疾患、かかりつけの患者さんに対する電話再診、処方箋発行
これは初診の方のオンライン診療に比べればまだ診断がしやすいと思いますし導入されている先生方もそれなりにいらっしゃると思います。ただ、当院としては電話の音声やメール、文字のやりとり「だけ」で診察を済ませることに不安があります。少なくともテレビ電話のような、つまり同期型かつ双方向性でお互いの聴覚と視覚を両方使うコミュニケーションツール、つまり再診時のオンライン診療に相当する情報量がないと問診、診察とも行き違いが生じるリスクが高くなるため当院では引き続き対面型の診察を続けて参ります。
院長はe-learningなどの遠隔教育の大学院を修了しており色々なツールの知識と実際に使った経験があるため、それなりにメリットとデメリットを理解して適切に使い分けているつもりです。その上での現時点での考え、方針とご理解ください。
更に、電話再診で電話回線を使ってしまうと(当院は零細クリニックなので電話回線が1つしかありません)その分他の患者さんからの問合せが繋がらなくなる、ということも気にしています。
そして、状況が安定している患者さんでしばらく受診間隔を空けても問題なさそうと判断した患者さんには今までよりやや多めに処方させていただき、次回受診の目安を今までより長めに設定するようにしています。
最後にちょっと残念なお知らせです。
実は4月下旬から5月にかけて、患者さんと保護者向けに舌下免疫療法教室と食物アレルギー・スキンケア教室を開催するつもりで計画を練っていたのですが、COVID-19の流行状況からすると上記の時期に皆さんにお集まりいただき保護者教室を開催するのはふさわしくないと判断しました。
よって、しばらくの間保護者教室はお休みにします。
COVID-19感染症が落ち着いて皆さんが集まれる状況になったら、保護者教室は是非また開催したいと思います。
■ 新型コロナウイルスの検査
保険適応にはなりましたが当院で検査を行う、検体を採取するためには体制が不十分なため、新型コロナウイルスの検査は当院では行っておりません。ご本人ないしお子さんが新型コロナウイルスに感染しているかどうか心配な方は、まずこちらにお電話し、対応を相談して下さい。
横浜市新型コロナウイルス感染症コールセンター
電話番号:045-550-5530
(午前9時から午後9時(土日、祝日を含む)、電話が繋がりにくくなっていますが他の手段がないのでご容赦ください)
また、他のウイルスの検査や鼻の吸引に関しても必要な方、かつ新型コロナウイルスにかかっている可能性が極めて低い方に限定して行っております。
■ 1歳以上の方のBCG接種
BCGがコロナウイルス感染症に有効「かもしれない」というデータが出ております。しかし、上記はデータとしては不確実であり(実は関係ないという可能性も十分にあります)急に皆さんがBCGを接種し出すと本来赤ちゃんを接種すべきワクチンが無くなる、赤ちゃんやお子さんを結核から守れなくなる方が問題と考えております。
よって、当院では1歳以上の方のBCG接種はお断りしております。
ということで、当院では引き続き十日市場および周辺地域の親子に対し、責任を持ってまっとうな医療を提供出来ればと考えております。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
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