今晩は。
11月2日、土曜日は休診にさせていただき日本小児アレルギー学会に参加させていただきました。
1年を通して余程のことがなければ参加している学会が2つあるのですが、そのうちの1つがこの日本小児アレルギー学会です。
当院が小児アレルギー専門クリニックであり続けるためには常にアレルギーの知識をアップデートし続けなければなりません。
そのためには学会で学ぶことが一番手っ取り早いと感じています。
今回はダニアレルギーやスギ花粉症の舌下免疫療法について主に学んできました。
まず、最近の研究結果から大人だけでなく子供でもスギ、ダニとも舌下免疫療法は有効であることが分かりつつあります。スギの舌下免疫療法は薬が錠剤に変わった結果以前より早い段階で、治療を始めてから初めての花粉シーズンでも多くの方は治療効果が出てきているようです。ダニの免疫療法も半年続ければ多くの方で効果が出てくるようです。
基本的に舌下免疫療法は毎月1回は通院が必要になりますので現実的に通えるクリニックで行う事が望ましい、つまり当院は十日市場近辺の親子を対象に治療を行いたいと考えております。
当院は小児科クリニックですが舌下免疫療法については大人でも子供でも治療効果も副作用も対応がほぼ一緒であるため、アレルギー性鼻炎やスギ花粉症で悩まれている方は親御さん、つまり大人でもお子さんでもプロとして対応が可能です。
一方、最初の1ヶ月は治療薬の副作用が出ることが多いのですがその対処、ノウハウも蓄積されつつあります。当院でも最初の頃は強い副作用が出た方への対応に難渋していたのですが、今であれば殆どの方の対応が出来そうです。
舌下免疫の薬を処方するだけでしたらeラーニングで学び処方の認可が出ればどんな先生でも出来るのです。治療に慣れていない先生でも、その後知識をアップデートしていない先生でも薬の処方は出来ます。
ただし実際には治療を始めた最初の頃に副作用でびっくりしたり、かなりひどい副作用で(たまにあります)辛い目に遭い治療を挫折したり、効果や目安が分からずモチベーションが下がってしまいなかなか治療を続けられず挫折する方が多数いらっしゃるのが現実です。
そういう意味では舌下免疫療法は決して「夢の治療」ではありません。
当院としてはアレルギー専門医として、副作用が出たときのトラブルシューティング、いかに副作用を軽く済ませて治療を立て直すか、そして患者さんがより治療を続けやすくして治療効果が出やすいようにするか、というところを学び研究していきたいと考えています。
他にも食物アレルギーも検査の幅が少し拡がりそうです。
乳児湿疹やアトピー性皮膚炎も最近の知識を元に少しずつですが治療方針を変更していくことにします。
今回休診にさせていただき学会で学んできた成果は早速週明けから皆様に少しずつでも還元していきたいと考えています。
今後ともよろしくお願いします!
11月2日、土曜日は休診にさせていただき日本小児アレルギー学会に参加させていただきました。
1年を通して余程のことがなければ参加している学会が2つあるのですが、そのうちの1つがこの日本小児アレルギー学会です。
当院が小児アレルギー専門クリニックであり続けるためには常にアレルギーの知識をアップデートし続けなければなりません。
そのためには学会で学ぶことが一番手っ取り早いと感じています。
今回はダニアレルギーやスギ花粉症の舌下免疫療法について主に学んできました。
まず、最近の研究結果から大人だけでなく子供でもスギ、ダニとも舌下免疫療法は有効であることが分かりつつあります。スギの舌下免疫療法は薬が錠剤に変わった結果以前より早い段階で、治療を始めてから初めての花粉シーズンでも多くの方は治療効果が出てきているようです。ダニの免疫療法も半年続ければ多くの方で効果が出てくるようです。
基本的に舌下免疫療法は毎月1回は通院が必要になりますので現実的に通えるクリニックで行う事が望ましい、つまり当院は十日市場近辺の親子を対象に治療を行いたいと考えております。
当院は小児科クリニックですが舌下免疫療法については大人でも子供でも治療効果も副作用も対応がほぼ一緒であるため、アレルギー性鼻炎やスギ花粉症で悩まれている方は親御さん、つまり大人でもお子さんでもプロとして対応が可能です。
一方、最初の1ヶ月は治療薬の副作用が出ることが多いのですがその対処、ノウハウも蓄積されつつあります。当院でも最初の頃は強い副作用が出た方への対応に難渋していたのですが、今であれば殆どの方の対応が出来そうです。
舌下免疫の薬を処方するだけでしたらeラーニングで学び処方の認可が出ればどんな先生でも出来るのです。治療に慣れていない先生でも、その後知識をアップデートしていない先生でも薬の処方は出来ます。
ただし実際には治療を始めた最初の頃に副作用でびっくりしたり、かなりひどい副作用で(たまにあります)辛い目に遭い治療を挫折したり、効果や目安が分からずモチベーションが下がってしまいなかなか治療を続けられず挫折する方が多数いらっしゃるのが現実です。
そういう意味では舌下免疫療法は決して「夢の治療」ではありません。
当院としてはアレルギー専門医として、副作用が出たときのトラブルシューティング、いかに副作用を軽く済ませて治療を立て直すか、そして患者さんがより治療を続けやすくして治療効果が出やすいようにするか、というところを学び研究していきたいと考えています。
他にも食物アレルギーも検査の幅が少し拡がりそうです。
乳児湿疹やアトピー性皮膚炎も最近の知識を元に少しずつですが治療方針を変更していくことにします。
今回休診にさせていただき学会で学んできた成果は早速週明けから皆様に少しずつでも還元していきたいと考えています。
今後ともよろしくお願いします!
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