スキップしてメイン コンテンツに移動

当院ホームページを改訂しました!

今日は。
 相変わらず新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が気になる今日この頃です。
 幸い子供や親御さんの世代はかかっても症状が重くなる率が低いものの、社会全体としてはお年寄りの方がかからないようにするためにも一人一人が「うつし合いを防ぐ」必要があると考えております。
 おそらくかなりの長期戦になると思いますが根気強く出来ることをやっていきましょう。
 一方、当院としてはCOVID-19を恐れすぎて適切なタイミングで予防接種や乳児健診、その他の受診が出来ていない方がある程度いらっしゃることを気にしています。感染対策には十分注意して行っておりますので、予約をお取りいただければご遠慮なく受診していただけると幸いです。

 さて、当院が開院してから4年余りが経過しました。
 皆様のおかげで何とかやってこれたというのが本音です。
 ご来院いただきました患者さんと親御さん方に改めてお礼を申し上げます。
 開院してから4年余りの間にアレルギー関連の話は少し変化があり、また昨年からWeb問診を導入するなど開院当初から多少変化がありました。
 今までも適宜このブログで情報をお伝えしておりましたが、その内容を踏まえて今回当院のホームページの改訂を行いました。
 今回の改訂はホームページ業者様にもかなり労力を割いていただいた力作(のつもり)です。
 当院の存在を知っていただくことは大事ですが、ただ単に閲覧者数を稼ぐのが目的では無く、当院を受診してくださる患者さんにとって有益な内容のホームページにするように心がけています。

 大きく変更したのは以下のコンテンツです。
 当院の特徴:細かい修正とWeb問診の項目を追加しました。
 基本的な考えは「当院の外、受診前に済ませられることは受診前に済ませていただく」ことです。
 受診する場合も必要以上にクリニック内に滞在する必要はなく、その分ご家族の自由な時間をなるべく確保していただければと常々考えております。
 クリニックで直接対面のうえ必要なことをしっかりお話し診察することは正確な診断、その患者さんにあった適切な治療を行うためにとても大事なことです。
 そのため、当院では電話再診やオンライン診療はまだ取り入れておりません。
 Web予約による受診時間および順番の予約、および受診前の問診票やWeb問診を記載することなど、受診されるご家族の時間をより有効に使うためにも自宅など来院前に是非済ませていただきたく存じます。

 

一般診療の注意事項:コンテンツを独立させて注意事項を記載しました。
 順番予約制の一般診療を受診されるかたは必ず一度は目を通しておいてください。

 時間予約の注意事項:同上です。
 乳児健診、予防接種、アレルギー外来を受診される方は必ず一度は目を通しておいて下さい。
 予約時間前のご来院を是非お願い申し上げます。

 アレルギー外来:最近分かってきたことを元にかなり書き直しました。
 色々なところでみかけるアレルギーマーチの図も、現代風に書き直し(ていただき)ました。
 原案を下に出しておきますがHP本体ではイラスト入りの非常に見やすい図になっています。そちらも是非ご覧下さい。


 専門家として確認した場合、厳密に言うと多少ずれているところもあるのですが、一般の方向けにわかりやすさを優先した内容としています。
 とにかく赤ちゃんの皮膚をキレイにしておくことがアレルギー予防の第一歩であることをご理解いただければと思います。

 蛇足ですが、当院ではまだオンライン診療を採用しておりません。
 一応、厚生労働省のオンライン診療研修プログラムe-learinigは既に修了しておりますし患者さんにとってのメリットは理解しているつもりなので、状況次第では当院でも導入したいとは考えております。
 最近大学院の科目で教育に関するメディアの歴史を振り返ってみたのですが、映画やテレビやラジオ、e-learningなど、とにかく「これは革命が起きる」と言いながら新しいものに飛びついてあまり効果がなく、、、という歴史の繰り返しです。
(パーソナルコンピュータとネットは比較的効果がありそうですが。)
 何を使うか(what)よりどう使うか(how)の方がはるかに大事です。
 医療に関わるメディアに関しても結構似たようなところがあるように見えます。

 これからも時代に合わせて患者さんによってより有益なメディア、道具などを取り入れてより良い診療をしていきたいと考えております。
 今後ともよろしくお願い申し上げます。

コメント

このブログの人気の投稿

2023年インフルエンザワクチン接種につきまして(まとめ)

  今日は。  お盆は明け、日の暮れるのが早くなりつつありますが相変わらずの猛暑が続きます。  幸いお子さんの風邪流行はおさまりつつありますが、大人では新型コロナウイルス感染症の方がかなり増えているようすです。  皆様、体調管理にはくれぐれもお気を付け下さい。  2023年の当院におけるインフルエンザワクチン接種に関して最初に読んでいただく文面がこのページになります。  かなりの長文になりますが当院での接種を希望なさる方は以下の文章を一通りお読みください。(要点はわかりやすい様に色などを使って強調しておきます)  その上で、それぞれの方に該当する内容のリンクを一番下に張ってありますのでそちらにお進み下さい。 ★まとめ まず、当院の2023年インフルエンザワクチン接種のまとめがこちらになります。 2023年10月10日(火)から当院でもインフルエンザワクチン接種を行います! 2022年9月17日(日)8時より 当院Web予約 から受付開始予定 予めインフルエンザワクチンに関する当院HP、ブログを確認し御了解頂いてからの予約をお願いします。 通常の予防接種時に本人や親御さんのインフルエンザワクチンを一緒に接種します!(事前予約制) 通常の予防接種と一緒に、6ヶ月以上のお子さんと親御さん1名 はインフルエンザワクチンを接種可能です! 通常の予防接種枠ではインフルエンザワクチン「のみ」の予約は例外なく当方で予約を取り消させていただきます。繰り返す方はアカウント停止対象となります。 アレルギー外来受診時にインフルエンザワクチンを一緒に接種します! 普段のアレルギー外来受診時にご相談 ください! 多少制約があります。例えば土曜日午後のアレルギー外来では小学生未満の方の接種は行いません。 上記に当てはまらない中学生以下のお子さんは「インフルエンザ単独接種枠」の予約をお願いします。 親子で一緒に接種を希望される方は「インフルエンザ(子ども+親1名)」の項目を予約してください。 親御さんのみの接種は行いません。 当院としてのお勧めの接種回数:2022年と同じです 2歳までの方はインフルエンザワクチンを2回接種することがお勧めです。 3歳から8歳までの方で昨年インフルエンザワクチンを接種していない方も2回接種することをお勧めします。  9歳以上の方、および3歳以上で昨年インフルエンザワ

当院受診に関してのポイント集:まとめ(2023年5月)

  いつも当院を受診していただき、またこのブログをご覧いただきありがとうございます。  十日市場こどもクリニックは2016年5月6日に開院しました。  本日をもって当院は開院して7年が経過し、8年目に突入します。  開院当初から当院を受診してくださった皆様と当院スタッフ、当院関連業者の方々のおかげで何とか7年この地で診療を続けることが出来ました。  改めて感謝いたします。  開院当初は予約無しでも受診可能でのんびり診療をしていた当院ですが、最近はお子さんの風邪の大流行もあり当日予約はほぼ毎日予約開始後数分で一般診療(風邪を引いていない方の外来)、発熱・感染症外来とも満員になることが多いです。平日のアレルギー外来は時間帯によってはまだ余裕がありますが、土曜日午後のアレルギー外来はほぼ限界、パンク状態になっているため新規予約はお断りしている状態です。  幸い予防接種・乳児検診は1ヶ月以内には希望される時間帯の予約が取れる状況です。ただしインフルエンザワクチン接種のある10月〜12月は毎年予約が埋まりやすいのでお気をつけください。  当院としてもなるべく多くの患者さん、出来れば当院受診を希望なさる全てのお子さん、患者さんに適切な医療、対応をさせていただきたいと考えている反面、実際には当院の対応能力には限界があります。  引き続き当院の受診を希望なさる皆様が気持ちよく、そして効率的・効果的に当院を御利用していただくために「当院受診に関しての注意点」を少しずつ改訂し、以下にまとめて記載しておきます。 0. 原則的に当院が責任を持って診察させていただく患者さん ★  中学3年生までのお子さん  ○ 明らかに他の科を受診した方が良さそうな方はWeb問診を確認のうえメールで他院受診をお勧めすることがあります  ※ 高校生相当年齢以上の方は内科受診をお願いします。  ○ 子宮頚癌予防ワクチン、日本脳炎の救済措置などの予防接種は高校生以上でもなるべく承ります ★ 高校生以上で当院アレルギー外来に定期通院されている(=次回のアレルギー外来予約が入っている)患者さん ★ 以下の条件に当てはまる親御さん ○ 食物アレルギーの方 ○ 花粉症、アレルギー性鼻炎があり特に舌下免疫療法をご希望なさる方 ※ 以前は風邪症状のみの親御さんも診察していたのですが、コロナウイルス感染症流行に伴い一時

乳児検診と予防接種を受けましょう!

おはようございます。 今日は休診日なので、昼時の更新です。 これからの時期、梅雨時は喘息発作が出やすくなる方がいらっしゃいます。 咳が1週間以上続いたり、夜に咳き込んで何度か起きてしまう方には受診をお勧めします。 さて、今日は当院における乳児検診と予防接種の話を書いておきます。 当院では月・水・金の14時半から15時半までの1時間を乳児検診と予防接種の時間帯としています。 まず、乳児健診について。 横浜市では「医療機関乳幼児健康診査(無料育児相談)」のシステムがあり、生後12か月(13か月未満)までに3回、無料で乳児健診を受診することができます。 実際には3ヶ月、7〜8ヶ月、1歳頃の3回受診される方が多いです。 当院では乳児検診と予防接種をほぼ同じ時間帯に設定しています。 なので当院では 3ヶ月健診や1歳健診を予防接種と一緒に済ませてしまうことをお勧めしています 。 例えば、まず2ヶ月時にヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンが接種出来るようになります。 そこでお越しいただいた際に一言相談していただければ、4週間後のタイミングで3ヶ月健診と予防接種を同時に済ませることが可能です。 そのタイミングで 予防接種の枠は取れたけど乳児検診の枠が空いていなかった、というかたはご相談いただければなるべく同時に済ませる様に配慮します 。 次に、1歳健診で受診される際も予めご相談いただければ同じ日に麻疹・風疹ワクチンや水痘ワクチンも接種出来ます。 こうすると何度もクリニックに来る手間が省けるので親御さんも本人も楽なのではないでしょうか。 予防接種自体については先生によって色々な考えがありますが、私自身の考えを以下に書いておきます。 現在日本で行われている予防接種ワクチンでは、確かに接種した後に有害な反応が出てしまう方が残念ながらゼロではありません。確かに予防接種は「絶対」安全とは言えません。 一方、現在予防接種が行われている多くの病気はかかったときに取り返しのつかないような後遺症になったり命を落とすことがあり得るものです。予防接種を打たない場合これらの病気にかかる確率が格段に上がります。 現在の予防接種は「 予防接種をしたときの有害な反応はまれに起こりうるけど、予防接種をしなくてその病気にかかる確率と症状の方がはるかに重い、よって予防接種をして