スキップしてメイン コンテンツに移動

10月22日午前に「舌下免疫療法教室」、24日に「食物アレルギー+スキンケア教室」を開催します!

今日は。
ようやく夏が終わり涼しくなってきたようです。
相変わらず当院では風邪を引いてご来院される方が沢山いらっしゃいます。
体調管理にはくれぐれもお気を付け下さい。

さて、お気づきの方も多々いらっしゃったと思いますが当院では約1年ほど「保護者教室」をお休みしていました。
保護者教室をやりたくなくなった訳では決してありません。
患者さんと保護者のために何をすれば良いかいまいち分からなくなったのでしばらく様子を見ながらニーズを探ろう、、、と考え続けていたらあっという間に1年が経ってしまいました。
その間に医学系だけでなく教育工学系の学会にも参加し、色々ヒントがないか探していたのですが、未だに「理論に基づいた保護者教室」は存在しない、というのが現状です。
ならばやはり自分でまずは実践しながら、よりお子さんや保護者に対して効果・魅力のある保護者教室を効率的に運用するべきですし、その中で理論を作っていき、いろんな方々に意見をいただきながら発展させるべきという取りあえずの結論に達しました。

では、保護者教室の題材は何にするか?
これも長い間色々考えた結果として、10月に2つの教室を開催することにしました。

まずは、舌下免疫療法についてです。この数年ですぎによる花粉症、ダニによるアレルギー性鼻炎の多くの患者さんに対して舌下免疫療法で根本的に症状を治す、ないし症状を軽くすることが可能になってきました。
舌下免疫療法を十日市場駅前エリアで行っているのは当院のみですし、当院でもスギ・ダニとも舌下免疫療法の経験がそれなりに増えてきました。
なので、初の試みですが1時間程度で「舌下免疫療法教室」を開いて興味のある、そして症状で困っている患者さん向けにお手伝いを出来ればと考えております。
日程設定も少し迷ったのですが、こちらはちょうど祝日になった10月22日が空いており大きなお子さんや保護者の方が参加しやすいと判断し設定させていただきます。
 なお、舌下免疫療法を開始する際に引っかかる可能性のあるポイントは以下の通りです。
★ だいたい5歳以上から開始出来る、4歳以下でも練習すれば出来るかも
★ 3年から5年治療を続ける必要がある
★ 月に1回は当院(クリニック、病院)に通う必要がある
★ 治療しても必ず全員が治るわけではない
★ スギの場合は1〜5月からは開始出来ない(ダニはいつでも可能です)
以上のの条件が満たせない、考えが合わない方は当院では舌下免疫療法を積極的にはお勧めしていません。
これらをご了解いただける方で興味をお持ちになさった方、是非10月22日の舌下免疫療法教室にご参加下さい!

次に、以前から開催している食物アレルギー教室を修正し開催することを考えています。
当院が開院した頃から、赤ちゃんの皮膚をキレイにして食べられる範囲で食べておいた方が食物アレルギーがでにくいのではないか、ということが分かってきました。
実際、当院に赤ちゃんの頃から通っていただいている方は皮膚がキレイになっている方が多く、食津アレルギーもさほど出ていないと実感しています。
つまり、食物アレルギーは予防する時代になったと考えています。
なので、「食物アレルギー+スキンケア教室」として、小さい赤ちゃんの親御さんや食物アレルギーがある親子向けに大幅にアップデートした食物アレルギー教室を開催することにします。
こちらの日程は10月24日(木)、当院の休診日の午前中に開催する予定です。

今まで食物アレルギー教室は既に症状が出ている方を主な対象として開催していました。
今回は新たに、「食物アレルギーにまだなっていない方」を主な対象として開催します。
特に湿疹が出ている赤ちゃんのお母さんは是非ご参加下さい!

これらの教室は早速受付を開始しました。
いずれも先着8家族を予定しております。
日程が合いご興味を持たれた方、是非お気軽にご参加ください。
前日までは参加予約を受け付けております。

因みに「保護者教室」という呼び方が適切かどうかというのは私自身も多少疑問に思っていますし、他の先生方からも色々ご指摘を頂いています。
基本的には親御さんが学んでいただくことによりお子さんの病気などに対してより適切に対応出来るようになる、ということが目的です。小児科の場合患者さん、つまりお子さん自身が学ぶのも小学校高学年以上では十分に成り立ちますが、多くの場合は親御さんが学びお子さんに実践する形になります。
呼び方で良いアイデアがあれば是非教えていただきたいところです。

ということで、当院の保護者教室、来月から再開します!

なお、インフルエンザワクチン予防接種の予約についても少し触れておきます。
9月1日に当院10月分のインフルエンザワクチン単独接種枠の予約を開始したのですが、9月5日には満員になっております。
11月分のインフルエンザワクチン単独接種枠は10月中旬に予約開始する予定です。
こちらに接種予定の時間を記載しておきますのでスケジュールを組む参考にしていただければと思います。




ご興味のある方は10月上旬あたりからこのブログないし予約システムを時折覗いていただければと思います。
12月分の枠は今のところ予定しておりません。
どうしても当院で接種出来る患者さんは限られてしまうので、他のクリニックでインフルエンザワクチンを接種していただいても構いません。
その他、詳細については前回のブログ記事をご参照ください。

では、よろしくお願い申し上げます。

コメント

このブログの人気の投稿

2024年インフルエンザワクチン接種につきまして(まとめ)

   今日は。  お盆は明け、日の暮れるのが早くなりつつありますが相変わらずの猛暑が続きます。  幸いお子さんの風邪流行はおさまりつつありますが、大人では新型コロナウイルス感染症の方がかなり増えているようすです。  皆様、体調管理にはくれぐれもお気を付け下さい。  2024年の当院におけるインフルエンザワクチン接種に関して最初に読んでいただく文面がこのページになります。  かなりの長文になりますが当院での接種を希望なさる方は以下の文章を一通りお読みください。(要点はわかりやすい様に色などを使って強調しておきます)  その上で、それぞれの方に該当する内容のリンクを一番下に張ってありますのでそちらにお進み下さい。 ★まとめ まず、当院の2024年インフルエンザワクチン接種のまとめがこちらになります。 2024年10月7日(火)から当院でもインフルエンザワクチン接種を行います! 2022年9月16日(月・祝)8時より 当院Web予約 から受付開始予定 予めインフルエンザワクチンに関する 当院HP 、このブログを確認し御了解頂いてからの予約をお願いします。 通常の予防接種時に本人や親御さんのインフルエンザワクチンを一緒に接種します!(事前予約制) 通常の予防接種と一緒に、6ヶ月以上のお子さんと親御さん1名 はインフルエンザワクチンを接種可能です! 通常の予防接種枠ではインフルエンザワクチン「のみ」の予約は例外なく当方で予約を取り消させていただきます。繰り返す方はアカウント停止対象となります。 アレルギー外来受診時にインフルエンザワクチンを一緒に接種します! 普段のアレルギー外来受診時にご相談 ください! 多少制約があります。例えば土曜日午後のアレルギー外来では小学生未満の方の接種は行いません。 上記に当てはまらない中学生以下のお子さんは「インフルエンザ単独接種枠」の予約をお願いします。 親子で一緒に接種を希望される方は「インフルエンザ(子ども+親1名)」の項目を予約してください。 親御さんのみの接種は行いません。 当院としてのお勧めの接種回数:2023年と同じです 2歳までの方はインフルエンザワクチンを2回接種することがお勧めです。 3歳から8歳までの方で昨年インフルエンザワクチンを接種していない方も2回接種することをお勧めします。  9歳以上の方、および...

乳児検診と予防接種を受けましょう!

おはようございます。 今日は休診日なので、昼時の更新です。 これからの時期、梅雨時は喘息発作が出やすくなる方がいらっしゃいます。 咳が1週間以上続いたり、夜に咳き込んで何度か起きてしまう方には受診をお勧めします。 さて、今日は当院における乳児検診と予防接種の話を書いておきます。 当院では月・水・金の14時半から15時半までの1時間を乳児検診と予防接種の時間帯としています。 まず、乳児健診について。 横浜市では「医療機関乳幼児健康診査(無料育児相談)」のシステムがあり、生後12か月(13か月未満)までに3回、無料で乳児健診を受診することができます。 実際には3ヶ月、7〜8ヶ月、1歳頃の3回受診される方が多いです。 当院では乳児検診と予防接種をほぼ同じ時間帯に設定しています。 なので当院では 3ヶ月健診や1歳健診を予防接種と一緒に済ませてしまうことをお勧めしています 。 例えば、まず2ヶ月時にヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンが接種出来るようになります。 そこでお越しいただいた際に一言相談していただければ、4週間後のタイミングで3ヶ月健診と予防接種を同時に済ませることが可能です。 そのタイミングで 予防接種の枠は取れたけど乳児検診の枠が空いていなかった、というかたはご相談いただければなるべく同時に済ませる様に配慮します 。 次に、1歳健診で受診される際も予めご相談いただければ同じ日に麻疹・風疹ワクチンや水痘ワクチンも接種出来ます。 こうすると何度もクリニックに来る手間が省けるので親御さんも本人も楽なのではないでしょうか。 予防接種自体については先生によって色々な考えがありますが、私自身の考えを以下に書いておきます。 現在日本で行われている予防接種ワクチンでは、確かに接種した後に有害な反応が出てしまう方が残念ながらゼロではありません。確かに予防接種は「絶対」安全とは言えません。 一方、現在予防接種が行われている多くの病気はかかったときに取り返しのつかないような後遺症になったり命を落とすことがあり得るものです。予防接種を打たない場合これらの病気にかかる確率が格段に上がります。 現在の予防接種は「 予防接種をしたときの有害な反応はまれに起こりうるけど、予防接種をしなくてその病気にかかる確率と症状の方がはるかに重い、よって予防接種をして...

当院受診に関してのポイント集:まとめ(2023年8月)

  いつも当院を受診していただき、またこのブログをご覧いただきありがとうございます。  当院が開院してから7年余り、コロナ禍が始まって3年半が経過しました。  世間の状況に合わせて当院も診療体制を試行錯誤しながら少しずつ変更してきましたが、コロナ禍が収束しつつある現時点では風邪の方とそうでない方を厳密に分けることにより結果的に当院を予定通り、希望通りに受診出来る方が減っている状況となっています。  よって 2023年8月からは当日予約の診察は発熱・感染症外来を廃止し一般診療に一本化 、コロナ禍前の診療体制に戻す方針としました。  引き続き当院の受診を希望なさる皆様が気持ちよく、そして効率的・効果的に当院を御利用していただくために「当院受診に関しての注意点」を少しずつ改訂し、以下にまとめて記載しておきます。 0. 原則的に当院が責任を持って診察させていただく患者さん ★  中学3年生までのお子さん  ○ 明らかに他の科を受診した方が良さそうな方はWeb問診を確認のうえメールで他院受診をお勧めすることがあります  ※ 高校生相当年齢以上の方でアレルギー以外の方は内科受診をお願いします。  ○ 子宮頚癌予防ワクチン、日本脳炎の救済措置などの予防接種は高校生以上でもなるべく承ります ★ 高校生以上で当院アレルギー外来に定期通院されている(=次回のアレルギー外来予約が入っている)患者さん ★ 以下の条件に当てはまる親御さん ○ 食物アレルギーの方 ○ 花粉症、アレルギー性鼻炎があり特に舌下免疫療法をご希望なさる方 ※ 以前は風邪症状のみの親御さんも診察していたのですが、新型コロナウイルス感染症流行に伴い一時中止しています。   1. 当院を受診される際には Web予約 、 Web問診 の入力が必須となります!  まずお願いしたいことは、 当院では受診前に「全ての診察には事前の Web予約 が必要であり、予防接種以外の全ての診察では事前の Web問診 入力完了が必須」です。  乳児検診、アレルギー外来、一般診療では両方の入力が済んでいる方はクリニック内に入れますが、未入力の方は入れません。(入り口にも掲示させていただいております)  ご来院いただいたとしても両方の入力が済んでいない方はいったんクリニック外に出て頂き、両方の入力が完了して予約の順番が近づいてから改...