明けましておめでとうございます。
昨年も多くの患者さんにご来院いただきありがとうございました。
こちらでのご挨拶が遅くなってしまいましたが、今年もよろしくお願い申し上げます。
今後とも十日市場地域の親子、そして周辺地域のアレルギー患者さんのお役に立てれば幸いです。
早速ですが年明け早々にインフルエンザが流行ってきています。
インフルエンザにつきましては基本的には昨年と対応は大きく変わりません。
現時点で新たに、ないし改めて皆様にお伝えしたいポイントは以下の通りです。
インフルエンザの流行時期は
その方が検査結果が確実に出やすいからです。
社会的な影響を考えるとインフルエンザの「診断」はなるべくつけた方が良いと考えています。ただし、検査キットではどうしてもインフルエンザ捕まえきれないことがあるので(偽陰性)、当方では当院にいらっしゃるまでの状況、診察所見、必要であれば検査を行い総合的に判断してインフルエンザの「診断」をしています。
「診断」することに対して検査はあくまでも補助手段ですが、インフルエンザに関しては検査が役立つことが多いため積極的に検査はしています。(インフルエンザの検査が痛いのはごめんなさいと常々思いつつですが、、、)
検査結果=診断では決してありません。
上記を十分にご了解いただいた希望者に限り処方させていただきます。
そしてゾフルーザは今シーズン、当院では決して処方しません。1回内服しただけで長時間有効であれば確かに魅力的な薬ですが、実際には小児に関しては「新薬」であり副作用が不明であること(長時間有効ということは副作用が出たときにその分症状がおさまるまでに時間がかかると言うことです)、インフルエンザB型への有効性がはっきりしないこと、そして薬が効きにくいインフルエンザを増やす可能性があるからです。
新薬では色々な問題が起きることがよくあるので、2,3シーズン使われて明らかな問題が起きなければ将来的に処方させていただく可能性はあります。
10年以上前のタミフルの扱いを覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、新しい薬の立ち位置、問題点が出てきて解決するまでには数年かかります。他の薬もそうですが「新薬だから良い」とは決して限らないのが薬の歴史から見える現実です。
そして、インフルエンザと診断しても元気な方には基本的にインフルエンザの治療薬は処方しておりません。
インフルエンザは大抵の方は自然に治る病気です。抗生剤と同様に必要以上に処方し使用しすぎるとインフルエンザウイルスの耐性化を促進する、つまり薬が効かないインフルエンザウイルスを増やす可能性があるためです。
しっかり水分を取り、寝て休むことが一番の良薬です。
上記の通り現在では登校・登園許可書は必須ではないはずですし、治ったことを確認するためにもう一度ご来院いただくのは手間がかかりますので不要と当方では判断しています。
ただ、それでも保育園や幼稚園から記載しなければ登園出来ない、といわれてしまった場合にはお手数をおかけしますが登園可能な期間に入った後にご来院いただければ記載させていただきます。
おととし、昨年にもインフルエンザに関する記事を記載していますので宜しければご覧下さい。
ただし1点だけ訂正させていただきたいのは、実際に皆さんを検査していると新しい機会でも発熱直後はインフルエンザの診断がしにくいということがよく分かりましたので、状況が許せば発熱後6時間以上空けてご来院いただくことをお勧めさせていただきます。
では、今年もよろしくお願い申し上げます。
昨年も多くの患者さんにご来院いただきありがとうございました。
こちらでのご挨拶が遅くなってしまいましたが、今年もよろしくお願い申し上げます。
今後とも十日市場地域の親子、そして周辺地域のアレルギー患者さんのお役に立てれば幸いです。
早速ですが年明け早々にインフルエンザが流行ってきています。
インフルエンザにつきましては基本的には昨年と対応は大きく変わりません。
現時点で新たに、ないし改めて皆様にお伝えしたいポイントは以下の通りです。
インフルエンザの流行時期は
★お子さんが発熱して明らかに調子が悪い、様子がおかしい場合は早めに受診してください。
★ お子さんが発熱しているけど元気もそこそこ、水分もとれて眠れる場合は発熱してから少なくとも6時間以上、出来れば半日経過してからの受診をお勧めします。
その方が検査結果が確実に出やすいからです。社会的な影響を考えるとインフルエンザの「診断」はなるべくつけた方が良いと考えています。ただし、検査キットではどうしてもインフルエンザ捕まえきれないことがあるので(偽陰性)、当方では当院にいらっしゃるまでの状況、診察所見、必要であれば検査を行い総合的に判断してインフルエンザの「診断」をしています。
「診断」することに対して検査はあくまでも補助手段ですが、インフルエンザに関しては検査が役立つことが多いため積極的に検査はしています。(インフルエンザの検査が痛いのはごめんなさいと常々思いつつですが、、、)
検査結果=診断では決してありません。
★ インフルエンザと診断した場合、治療は親御さんと相談のうえ決定しています。
基本的に調子が悪そうな方は粉薬ないしカプセルのタミフル、ないし吸入薬のリレンザを処方させていただきます。 イナビルは基本的に処方しません。外国のデータで有効でないという結果が出ていること、特に10歳未満だと慣れない吸入の一発勝負で失敗すると処方の意味がないためです。上記を十分にご了解いただいた希望者に限り処方させていただきます。
そしてゾフルーザは今シーズン、当院では決して処方しません。1回内服しただけで長時間有効であれば確かに魅力的な薬ですが、実際には小児に関しては「新薬」であり副作用が不明であること(長時間有効ということは副作用が出たときにその分症状がおさまるまでに時間がかかると言うことです)、インフルエンザB型への有効性がはっきりしないこと、そして薬が効きにくいインフルエンザを増やす可能性があるからです。
新薬では色々な問題が起きることがよくあるので、2,3シーズン使われて明らかな問題が起きなければ将来的に処方させていただく可能性はあります。
10年以上前のタミフルの扱いを覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、新しい薬の立ち位置、問題点が出てきて解決するまでには数年かかります。他の薬もそうですが「新薬だから良い」とは決して限らないのが薬の歴史から見える現実です。
そして、インフルエンザと診断しても元気な方には基本的にインフルエンザの治療薬は処方しておりません。
インフルエンザは大抵の方は自然に治る病気です。抗生剤と同様に必要以上に処方し使用しすぎるとインフルエンザウイルスの耐性化を促進する、つまり薬が効かないインフルエンザウイルスを増やす可能性があるためです。
しっかり水分を取り、寝て休むことが一番の良薬です。
★ 登校許可証、登園許可書は「本当に」必要ですか?
例えば厚生労働省の保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版)では、「子どもの病状が回復し、保育所における集団生活に支障がないと医師により判断されたことを、保護者を通じて確認した上で、登園を再開することが重要である。」と記載されています。 また「学校において予防すべき感染症の解説〈平成30(2018)年3月発行〉」によると、「診断は、診察に当たった医師が身体症状及び検査結果等を総合して、医学的知見に基づいて行うものであり、学校から特定の検査等の実施を全てに一律に求める必要はない。治癒の判断(治癒証明書)も同様である。」とされています。上記は2019年1月12日8時現在、厚生労働省HPのインフルエンザQ&Aに記載されている内容です。上記の通り現在では登校・登園許可書は必須ではないはずですし、治ったことを確認するためにもう一度ご来院いただくのは手間がかかりますので不要と当方では判断しています。
ただ、それでも保育園や幼稚園から記載しなければ登園出来ない、といわれてしまった場合にはお手数をおかけしますが登園可能な期間に入った後にご来院いただければ記載させていただきます。
おととし、昨年にもインフルエンザに関する記事を記載していますので宜しければご覧下さい。
ただし1点だけ訂正させていただきたいのは、実際に皆さんを検査していると新しい機会でも発熱直後はインフルエンザの診断がしにくいということがよく分かりましたので、状況が許せば発熱後6時間以上空けてご来院いただくことをお勧めさせていただきます。
では、今年もよろしくお願い申し上げます。
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