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1月, 2016の投稿を表示しています

クリニックの内装工事が進んでいます。

こんにちは。 横浜は昨晩から今朝にかけて雨が降っていましたが、それほど寒くはないので外出する立場としては助かります。 少々時間が空いてしまいましたが開院準備は着々と進んでいます。 クリニックも現在工事が着々と進んでいます。 昨晩も工事現場を見に行ったら、何故か?明かりがついていました。 (あれ、なんか電気がついているし靴がある、、、) 中を覗いてみるとちょうど今日の作業が終わったところらしく、職人さんたちが一休みしているところでした。 ご挨拶したうえ、皆様の代わりに!?工事現場の状況を撮影・確認してきました。 (さあ、ここは何になるところでしょうか?) (ここは診察前にお話をお伺いしたり、ぜんそくの吸入をしたり採血などをする部屋になる予定です、、、が状況次第では変更できるように設計していただいております。)  (1週間前はこうでしたが、、、) (昨日はこのようにきれいになっています。) このように、クリニックの形が少しずつ出来ています。 また、私の立場としては中の出来具合を確認するだけでなく、この中に置く物、例えば机や椅子、棚などの配置が患者さんやスタッフに対して問題ないかを常に頭の中で想像しながら中を眺めています。 特にコンセントの場所などは気にしているのですが、上手い具合に配置してくれています。 また、看護師さんの求人が始まっています。 「十日市場こどもクリニック」としてとらばーゆ看護に載せていただいておりますので、もしご興味がございましたら自薦・他薦問いませんので是非ご応募ください。 チームの一員に加わってくださる方を募集しております!

インフルエンザのうつし合いを防ぐ:感染対策

こんにちは。 今年も漸くインフルエンザの流行が始まりました。 皆さんもマスク、手洗いをしっかしして風邪の予防に気をつけてください。 院長は各勤務先で感染対策、つまり院内での風邪やインフルエンザ、胃腸炎などのうつし合いの予防対策にも関わってきました。 せっかくですので今日はこのあたりの話しについて少々書いておきます。 まずは皆様がわかりやすい様にあえて「風邪」と書いてしまったのですが、いわゆる「風邪」の原因は色々あります。 ウイルスやばい菌、それらの親戚みたいな原因があります。 そして、症状も咳が出たり鼻水が出るような風邪があれば、吐いたり下痢をする胃腸炎もあります。最近は減ってきましたがみずぼうそう(水痘)、おたふく風邪(ムンプス)、はしか、風疹もこの類いに入ります。 ウイルスやばい菌は3つの方法で人から人にうつります。 1. 触ってうつる(接触感染) 2. 飛んでうつる(飛沫感染) 3. 空気の中で浮いてうつる(空気感染) インフルエンザは基本的に「飛んでうつる」タイプです。 「飛んでうつる」とは、咳をしたときにくしゃみで2〜3m飛ぶ、ということです。 なので、飛んできたインフルエンザウイルスを吸い込んでしまうとウイルスが体の中に入り、そこで増えればインフルエンザにかかってしまうことになります。 では、うつされないためにどうするか? ということは飛んできたウイルスが体の中に入らないようにすれば良いのです。 そのために一番有効なのは「マスク」です。 マスクは使い捨ての紙のマスク、いわゆるサージカルマスクであれば十分に効果があるというデータが既に出ています。 例えてみると、泥棒が不用意に自分の家の中に入ってこれないように鍵をするわけです。 最近はドラッグストアやコンビニでも売っているので手に入れやすくなりました。 ただし、いくつか注意点があります。 ☆ 口だけでなく鼻も覆ってください!  口だけでなく鼻からもウイルスは入ります。  表玄関だけでなく勝手口も鍵をしないと泥棒は入ってこれます。 ☆ マスクの表側には触れないでください。  マスクの表側には口や鼻の中に入る前にブロックされたウイルスがついている可能性があります。  鍵を外して玄関を開けたら泥棒が目の前にいるような状況があり得ます。屈強な男

当院で出来ることその3:保護者の学びを支援する

 明けましておめでとうございます。  本年もよろしくお願い申し上げます。  気がついたらあっという間に1月も中旬になっておりました。  院長は年末年始から先日の3連休まで何をしていたか、、、と申しますと「宿題」に追われていました。  この「宿題」にはおそらく3月まで追われ続けると思います。  ところで、現在私は熊本大学の大学院博士前期課程(修士課程)に在籍中です。  現在の勤務地は神奈川県内ですし、神奈川県内在住です。  でも大学の場所は熊本です。  、、、あれ? 何で神奈川県に住んでいる人が、しかも神奈川県で働いている人が何故熊本の大学に在籍しているのでしょう?  実は、私の在籍している大学院は「eラーニングでどこでも、いつでも学べる大学院」なのです。  仕事が終わってからこの2年弱、更には大学院に入る前は科目等履修生として1年半学んでいるのでこの3年余りの間、多くの時間は指定された参考書やプリントアウトした論文、またはパソコンやiPadなどとにらめっこしています。 そしてこの大学院で学ぶことは医学ではなく、「大人の学びを支援する」学問です。  詳細は以下のHPをご覧ください。 熊本大学大学院教授システム学専攻  前回までに書いたとおり、私はこれまで小児科専門医、アレルギー専門医として多くの患者さんと保護者の方々とともに学び、歩んできました。  そこでつくづく感じたのは、外来で自分が医者としてその子にとって良いであろう治療手段をお伝えして薬を処方したり普段の生活や症状が出たときの対応についてお伝えしても、結局医者自身ではなく患者さんおよび保護者が「理解して、実行する」ことが欠ければ治療は成り立ちませんし成果が出にくくなります。  昔から小児科医の間では「保護者への指導が大事だ」と言われていますが (こういう書き方をすると偉そうで恐縮ですが)、 実際にその方法についての研究は殆どありません。  一方、患者さんや保護者の立場からすると先生の話は専門用語ばかりだし、色々質問しようとしてもいっぱい待っていて後ろの人たちに気を遣って色々聞けないし、なんか薬が色々出たけど本当にこれ全部使うのかな、、、という経験をされた方は多いのではないでしょうか。  そしてまた受診したときに「この前説明して薬も出したのになんで使ってな