今日は。
この週末は休診にさせていただき、小児アレルギー学会に参加し勉強させていただきまし。
せっかくなので色々な先生方に学んだこと、感じたことを多少書いておきます。
赤ちゃんの頃に肌が弱くて荒れる方は比較的食べ物に対して体が反応しやすくなり、食物アレルギーが出やすくなるというデータが出てきています。
そして、まだ確定ではないのですが、どうやら皮膚の荒れている赤ちゃんは早めに皮膚をキレイにした方が食物アレルギーが出にくいのでは?という流れになっています。
まだ完全には証明されていませんが、皮膚が荒れている赤ちゃんは(尚更)離乳食の開始時期を遅らせること無くゆで卵の黄身などを比較的早い段階で食べていくこと、そして皮膚をしっかり治療してキレイに保つことにより食物アレルギーが予防できる可能性が高いのです。ただしこれは程度や方法を間違えると危ないこともあるので、皮膚が荒れている、ないし明らかに荒れていた赤ちゃんの離乳食はちゃんと小児アレルギーに慣れている主治医と相談しつつ進めた方が無難です。
当院かかりつけの方は是非相談しながら皮膚をきれいにしつつ少しでも食物アレルギーが出ないように、出ても食べられるものは食べるようにして頑張っていきましょう。
今回は5年ぶりの発刊です。
以前に比べると社会情勢や患者さんの状況など変わっていますし(特に重症の方が減りました)、色々分かってきている事があるのでそれを反映したガイドラインになっています。
当院としても今までの治療と大きな違いはないのですが、薬の使い方や減らし方の順番などはガイドラインを参照しながら少しやり方を修正しようと考えております。
余談ですが、このガイドラインには「患者教育」という章があります。医学のガイドラインで「患者教育」という章があるガイドラインは他に殆どありません。画期的です。
ただ、内容を見るとまだまだ足りないと感じます。
例えば当院の喘息教室やeラーニングなどで皆様に喘息のことをしっかり知っていただくことにより、当院かかりつけの患者さんが普通の生活が無理なく送れるようになるとともに色々なデータを学会や論文で公表し、その結果が例えばこういうガイドラインに反映されるようになり更に多くの患者さんやそのご家族にも貢献できればと密かに?考えています。
当院でもたまに副作用が出る方がいらっしゃるのですが、そのような方にどのように対応すべきか講演会やポスター発表などで色々と勉強してきました。
この分野で第一人者の先生の講演では大観衆の前で質問してしまいましたし、学会に参加した時間の半分弱はこの分野の勉強に充てました。
杉やダニの舌下免疫療法は今後開始できる年齢や対象になる(治療できる)患者さんが増えることが見込まれるので、当院でも更に積極的に、効果の出やすい方法で行っていくつもりです。
こんな感じで今回の小児アレルギー学会では色々学んできました。
漠然としか書いていない部分もありますが今回学んできた知識を是非皆様に還元させていただければと考えております。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
この週末は休診にさせていただき、小児アレルギー学会に参加し勉強させていただきまし。
せっかくなので色々な先生方に学んだこと、感じたことを多少書いておきます。
★やはり乳児湿疹、乳児アトピー性皮膚炎は早めに治そう!
この数年で、乳児湿疹と食物アレルギーとの関係が分かりつつあります。赤ちゃんの頃に肌が弱くて荒れる方は比較的食べ物に対して体が反応しやすくなり、食物アレルギーが出やすくなるというデータが出てきています。
そして、まだ確定ではないのですが、どうやら皮膚の荒れている赤ちゃんは早めに皮膚をキレイにした方が食物アレルギーが出にくいのでは?という流れになっています。
まだ完全には証明されていませんが、皮膚が荒れている赤ちゃんは(尚更)離乳食の開始時期を遅らせること無くゆで卵の黄身などを比較的早い段階で食べていくこと、そして皮膚をしっかり治療してキレイに保つことにより食物アレルギーが予防できる可能性が高いのです。ただしこれは程度や方法を間違えると危ないこともあるので、皮膚が荒れている、ないし明らかに荒れていた赤ちゃんの離乳食はちゃんと小児アレルギーに慣れている主治医と相談しつつ進めた方が無難です。
当院かかりつけの方は是非相談しながら皮膚をきれいにしつつ少しでも食物アレルギーが出ないように、出ても食べられるものは食べるようにして頑張っていきましょう。
★小児ぜんそくの新しいガイドラインが出ました!
小児喘息のガイドラインは2000年に初版が出て、それ以来数年ごとに改訂、改良させています。今回は5年ぶりの発刊です。
以前に比べると社会情勢や患者さんの状況など変わっていますし(特に重症の方が減りました)、色々分かってきている事があるのでそれを反映したガイドラインになっています。
当院としても今までの治療と大きな違いはないのですが、薬の使い方や減らし方の順番などはガイドラインを参照しながら少しやり方を修正しようと考えております。
余談ですが、このガイドラインには「患者教育」という章があります。医学のガイドラインで「患者教育」という章があるガイドラインは他に殆どありません。画期的です。
ただ、内容を見るとまだまだ足りないと感じます。
例えば当院の喘息教室やeラーニングなどで皆様に喘息のことをしっかり知っていただくことにより、当院かかりつけの患者さんが普通の生活が無理なく送れるようになるとともに色々なデータを学会や論文で公表し、その結果が例えばこういうガイドラインに反映されるようになり更に多くの患者さんやそのご家族にも貢献できればと密かに?考えています。
★スギ花粉症やダニアレルギーの治療、舌下免疫療法も当院では積極的に行います!
スギ花粉症やダニアレルギーによるアレルギー性鼻炎などのの根治療法である舌下免疫療法を当院でも行っています。当院でもたまに副作用が出る方がいらっしゃるのですが、そのような方にどのように対応すべきか講演会やポスター発表などで色々と勉強してきました。
この分野で第一人者の先生の講演では大観衆の前で質問してしまいましたし、学会に参加した時間の半分弱はこの分野の勉強に充てました。
杉やダニの舌下免疫療法は今後開始できる年齢や対象になる(治療できる)患者さんが増えることが見込まれるので、当院でも更に積極的に、効果の出やすい方法で行っていくつもりです。
こんな感じで今回の小児アレルギー学会では色々学んできました。
漠然としか書いていない部分もありますが今回学んできた知識を是非皆様に還元させていただければと考えております。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
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