スキップしてメイン コンテンツに移動

当院の「一般診療」「発熱・感染症外来」についてよくある質問です。

 今晩は。

最近は寒くなったり暖かくなったり気候の変化があります。

まだインフルエンザも流行っていますし、そろそろスギ花粉が本格的に飛び出す時期です。

皆さんも健康管理にはくれぐれもお気をつけください。


 さて、今回は当院の「一般診療」「発熱・感染症外来」についてしばしばお伺いする質問について書いておきます。

 新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、当院では当日予約の診療枠を「一般診療」と「発熱・感染症外来」に分けています。
 当院では以前から「アレルギーの相談で受診したいのですが、風邪を引いていないのに風邪の人と一緒に診察を受けたくないのですがどうすれば良いのでしょうか」という問合せを沢山いただいておりました。
 そのお答えとして現在のシステムにしています。

 まず一般診療の時間帯は「風邪を引いていない人の診療時間」として診療を行っています。
 一般診療の受診出来る方は過去48時間以内に37.5℃以上の発熱、咳嗽、頭痛、咽頭痛、下痢症、嘔吐が「ない」お子さんと親御さんです。
 例えば赤ちゃんの肌荒れ、便秘、その他の相談はこの時間で承ることが多いです。

 ★よくある質問1:鼻水が出ているんだけど発熱、咳はありません。発熱・感染症外来受診の方がいいですか?
 →鼻水だけで熱や咳が無い場合は風邪であってもさほどうつし合いの危険性は高くないと判断しています。また、3歳以上では普通に花粉症やアレルギー性鼻炎で鼻水が出る方もいらっしゃいます。
 よって当院では「鼻水だけ」の方は一般診療で診察を行っています。

 ★よくある質問2:予防接種で来たんですけどいつもの保湿剤もらえませんか?
 確かに肌荒れに対して保湿剤は一般診療、ないし発熱・感染症外来で受診された方に処方しています。
 しかし乳児検診や予防接種と一般診療や発熱・感染症外来ではシステムが違います。
 以前詳しく記載したこちらの記事をお読みください。


 そして発熱・感染症外来ですが過去48時間以内に37.5℃以上の発熱、咳嗽、頭痛、咽頭痛(のどの痛み)、下痢、嘔吐が「あった」お子さんを対象としています。
 当然ながら発熱・感染症外来の時間にご来院いただいた患者さんどうしで病気のうつし合いがなるべく起きないように当院でも色々気を付けています。怖がらずにご来院いただければと思います。

 ★よくある質問3:少しうんちがゆるいんですけど熱はないので一般診療で受診していいですか?
 →ゆるさの程度にもよりますが、お子さんのうんちの形がない場合、いわゆる「泥状便」と「水様便」は「下痢」と見なしています。
 大半の下痢の原因である胃腸炎は殆どの場合感染症であり、お子さん同士で強烈なうつし合いの元になります。
 よって当院では発熱・咳だけでなく「嘔吐・下痢」のある方も発熱・感染症外来で診察しています。

 ★よくある質問4:親も調子が悪いので診察して欲しいのですが、、、
 →院長は小児科専門医、アレルギー専門医です。残念ながら内科の専門医ではないこと、しばらくの間大人の発熱の大半が新型コロナウイルス感染症だったため現在当院では風邪の大人の診察はお断りしています。
 ただしスギ花粉症やアレルギー性鼻炎で舌下免疫療法をご希望なさる場合、そして食物アレルギーに関しては幸い成人に準じた形で対応出来るため(大人と子供で多少違いはありますがその分は勉強しています)プロとして診察させていただいています。
 あくまでも一個人の感覚ですが、親御さんとお子さんで一緒に舌下免疫療法をした方がしっかり薬を続けられる印象があるのでお勧めします。

 最後に改めて記載しておきます。
 当院の限られた人手と時間で効率的・効果的に当院受診をご希望なさる患者さんを診察する、より多くの方に適切な医療を当院が提供するためにWeb予約・Web問診のシステムは不可欠となっています。
 お手数ですが当院を受診される前には必ずWeb予約・Web問診の事前入力をお願い申し上げます。
 Web予約・Web問診を事前入力し時間/順番通りにご来院いただいた方には当院として最善と思われる対応をさせていただきます。
 また、来院前にメールを当方からお送りすることがあります。お手数ですが、来院時間の少し前には当院からのメールが届いていないか確認してみてください。
 予めお伝えしておいた方が良さそうなことがある場合にメールをお送りしているつもりです。

 よろしくお願い申し上げます。

コメント

このブログの人気の投稿

2024年インフルエンザワクチン接種につきまして(まとめ)

   今日は。  お盆は明け、日の暮れるのが早くなりつつありますが相変わらずの猛暑が続きます。  幸いお子さんの風邪流行はおさまりつつありますが、大人では新型コロナウイルス感染症の方がかなり増えているようすです。  皆様、体調管理にはくれぐれもお気を付け下さい。  2024年の当院におけるインフルエンザワクチン接種に関して最初に読んでいただく文面がこのページになります。  かなりの長文になりますが当院での接種を希望なさる方は以下の文章を一通りお読みください。(要点はわかりやすい様に色などを使って強調しておきます)  その上で、それぞれの方に該当する内容のリンクを一番下に張ってありますのでそちらにお進み下さい。 ★まとめ まず、当院の2024年インフルエンザワクチン接種のまとめがこちらになります。 2024年10月7日(火)から当院でもインフルエンザワクチン接種を行います! 2022年9月16日(月・祝)8時より 当院Web予約 から受付開始予定 予めインフルエンザワクチンに関する 当院HP 、このブログを確認し御了解頂いてからの予約をお願いします。 通常の予防接種時に本人や親御さんのインフルエンザワクチンを一緒に接種します!(事前予約制) 通常の予防接種と一緒に、6ヶ月以上のお子さんと親御さん1名 はインフルエンザワクチンを接種可能です! 通常の予防接種枠ではインフルエンザワクチン「のみ」の予約は例外なく当方で予約を取り消させていただきます。繰り返す方はアカウント停止対象となります。 アレルギー外来受診時にインフルエンザワクチンを一緒に接種します! 普段のアレルギー外来受診時にご相談 ください! 多少制約があります。例えば土曜日午後のアレルギー外来では小学生未満の方の接種は行いません。 上記に当てはまらない中学生以下のお子さんは「インフルエンザ単独接種枠」の予約をお願いします。 親子で一緒に接種を希望される方は「インフルエンザ(子ども+親1名)」の項目を予約してください。 親御さんのみの接種は行いません。 当院としてのお勧めの接種回数:2023年と同じです 2歳までの方はインフルエンザワクチンを2回接種することがお勧めです。 3歳から8歳までの方で昨年インフルエンザワクチンを接種していない方も2回接種することをお勧めします。  9歳以上の方、および...

乳児検診と予防接種を受けましょう!

おはようございます。 今日は休診日なので、昼時の更新です。 これからの時期、梅雨時は喘息発作が出やすくなる方がいらっしゃいます。 咳が1週間以上続いたり、夜に咳き込んで何度か起きてしまう方には受診をお勧めします。 さて、今日は当院における乳児検診と予防接種の話を書いておきます。 当院では月・水・金の14時半から15時半までの1時間を乳児検診と予防接種の時間帯としています。 まず、乳児健診について。 横浜市では「医療機関乳幼児健康診査(無料育児相談)」のシステムがあり、生後12か月(13か月未満)までに3回、無料で乳児健診を受診することができます。 実際には3ヶ月、7〜8ヶ月、1歳頃の3回受診される方が多いです。 当院では乳児検診と予防接種をほぼ同じ時間帯に設定しています。 なので当院では 3ヶ月健診や1歳健診を予防接種と一緒に済ませてしまうことをお勧めしています 。 例えば、まず2ヶ月時にヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンが接種出来るようになります。 そこでお越しいただいた際に一言相談していただければ、4週間後のタイミングで3ヶ月健診と予防接種を同時に済ませることが可能です。 そのタイミングで 予防接種の枠は取れたけど乳児検診の枠が空いていなかった、というかたはご相談いただければなるべく同時に済ませる様に配慮します 。 次に、1歳健診で受診される際も予めご相談いただければ同じ日に麻疹・風疹ワクチンや水痘ワクチンも接種出来ます。 こうすると何度もクリニックに来る手間が省けるので親御さんも本人も楽なのではないでしょうか。 予防接種自体については先生によって色々な考えがありますが、私自身の考えを以下に書いておきます。 現在日本で行われている予防接種ワクチンでは、確かに接種した後に有害な反応が出てしまう方が残念ながらゼロではありません。確かに予防接種は「絶対」安全とは言えません。 一方、現在予防接種が行われている多くの病気はかかったときに取り返しのつかないような後遺症になったり命を落とすことがあり得るものです。予防接種を打たない場合これらの病気にかかる確率が格段に上がります。 現在の予防接種は「 予防接種をしたときの有害な反応はまれに起こりうるけど、予防接種をしなくてその病気にかかる確率と症状の方がはるかに重い、よって予防接種をして...

久々にスタッフを募集します!(受付・医療事務・診療補助)(終了しました)

 ご無沙汰しております インフルエンザワクチンを打ち始めたと思ったらいつの間にか年末になっていました。 季節もあっという間に秋が過ぎ、気がついたら外は冬の寒さになっています。 今年はインフルエンザが流行し始めていますし、それ以外の風邪の方も多数ご来院いただいています。 くれぐれも体調にはお気をつけください。 当院は院長・スタッフとも無理のない範囲内でより多くの患者さんに正直で正しい診療をすることを心がけております。 しばらくの間同じスタッフで診療を続けていたのですが、より多くの患者さんにご来院いただくようになり現体制では限界を感じることが出てきました。 また、医者だけでなく看護師さんともより相談してもらえるようにすることにより診療の質を高めたい、待ち時間を短縮してもう少し多くの患者さんを診療したいと考えるようになりました。 よってこの度当院は2年ぶりにスタッフを増員するために募集をかけることにしました。 以前からそうなのですが当院では働き始めてから「何か違う」というミスマッチを防ぐために求人内容と共にコンセプトを公開しております。 ご興味がある方は こちらのHP記事 を是非ご覧下さい。 こちらの内容にご賛同いただける方は応募していただけるととてもうれしいです。 現在応募手段としては以下の2つの求人サイトを使用しています。 しゅふジョブ indeed plus (ちょっとわかりにくいですが当院の求人です) いずれから応募していただいても構いません。 お待ちしております!